コンクール文化論―競技としての芸術・表現活動を問う

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コンクール文化論―競技としての芸術・表現活動を問う

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787274618
  • NDC分類 760.7
  • Cコード C0073

内容説明

音楽やダンスの事例を豊富に紹介しながら、パフォーミングアーツを競い合うことの多様性と共通点、魅力やダイナミズム、問題点を浮き彫りにする。コンクールという場で創造される表現の可能性、そこに生じる演者のキャリアや挫折、そして社会的な意義を多面的に描き出す。

目次

序章 なぜパフォーミングアーツを競い合うのか
第1章 エンターテインメントとしての国際音楽コンクール―第十八回ショパン国際ピアノ・コンクールのウェブ配信をめぐって
第2章 オーディション番組の生存と越境
第3章 対戦競技化するダンススポーツ―スポーツ化と芸術化のあわい
第4章 ポールスポーツ大会による規格化とポールダンスの実践―ポールダンスの行方を決めるのは大会なのか、ダンサーなのか
第5章 秋田県の地元一曲民謡大会にあつまる人たち―趣味になった民謡が生み出し支える場
第6章 発熱するコンクール―バリの伝統音楽グンデル・ワヤンの事例から
第7章 海を渡って琉球古典芸能コンクールに参加すること―ハワイの沖縄系人を事例に
第8章 学校とコンクール―競い合いのなかで何を学ぶのか
第9章 「バレエ大国」ニッポン―発表会文化の連続性として

著者等紹介

宮入恭平[ミヤイリキョウヘイ]
立教大学ほか非常勤講師。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ

増野亜子[マシノアコ]
東京藝術大学・明治大学・国立音楽大学ほか非常勤講師。専攻は民族音楽学、音楽人類学

神保夏子[ジンボウナツコ]
日本学術振興会特別研究員RPD(東京大学)東京藝術大学ほか非常勤講師。専攻は演奏文化史、近代フランス音楽史

小塩さとみ[オシオサトミ]
宮城教育大学教授。専攻は音楽学(民族音楽学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

103
音楽や舞踊のプロを目指す人にとって、才能を披露する場であるコンクールは生活の一部だ。毎月のように各分野のコンクールが開かれ、聴衆はパフォーマンスだけでなく参加者の競い合いにエンタメ的な興味を求める。そんなコンクールを目指して多くの若者が幼い頃から準備を重ね、親や学校を巻き込んで成功や挫折の人間ドラマを繰り広げる。何かに夢中になるため参加する人も絶えず、謝礼やチケット収益目当ての欲望も絡んだコンクールは産業と称せる規模に発展した。このような現状を無条件で続けてよいのか、立ち止まって考えるのに有益な本だろう。2024/04/06

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