目次
第1章 死別の悲嘆について(グリーフとは;グリーフケアとは;自死遺族等が抱える悲嘆)
第2章 日本の自死遺族等支援と自殺対策(自死遺族等支援のこれまで;自死遺族等が抱える問題;日本文化と自殺)
第3章 遺族たちの語り(親を亡くした四人;子を亡くした五人;配偶者を亡くした二人 ほか)
第4章 遺族は自死を/自死者をどう受け止めたのか(自死遺族が抱える苦しみ;自死や自死者をどう捉えたか;自死遺族にとって支えになるもの)
第5章 遺族支援のかたち(ふちゅうのグリーフサポート自死遺族の集い「雨宿り」(子どもを自死で亡くした遺族の集い)
自死遺族のつどい「ゆったりカフェ龍の会」(大切な人を自死で亡くした方の集い)
岐阜県自死遺族の会「千の風の会」(当事者と行政の共同運営による、大切な人を自死で亡くした遺族の集い) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モモ
36
身近な人を自死で失った苦しさが伝わる。アメリカの心理学者の論文では「遺族にとって自死が最も悲嘆の苦悩が強く、次に暴力的な死、その次に予期せぬ死による反応が強く表れる」とある。自死で残された遺族は自死者に拒絶されたと感じる人が少なくない。通夜などの「喪の儀式」も行われにくい。様々な人の実例がある。どれも、もう一度大事な人に会いたい人ばかり。出口が見えない苦しさを救うのは、やはり人。同じような体験をした人が集まる会などで当事者にしか分からない思いを吐露していく様子に涙が止まらない。支える場が多くあってほしい。2025/10/27
チバ
2
読んでよかった。その人の人生はその人のものであると落とし前をつけられた様な気がする。たとえ身近にあった事でもそれと自分は関係がないのだと理解することが出来た。自助活動で救われるというのは確かにそうだろうが人と関わることによって決めつけられることもありその事でよりモヤモヤが残る気持ちを想像した。他の活動でも自分は相手を勝手に決めつけないというのは注意したいと気付かされた一冊だった。2025/08/11
takao
1
ふむ2025/08/28
2138
1
自死の周辺の人間のグリーフケアの本。自死遺族というスティグマが根深いという視点はなるほどなというのと、追い込まれるのもそれを受け入れるのも周囲の人間次第。現在のグリーフケアの考え方も過渡期という事で、多死社会となる今後はまた在り方が変わってくるんだろう。2025/08/20




