身近な人を自死で失うということ - 20人の語りと支援のかたち

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身近な人を自死で失うということ - 20人の語りと支援のかたち

  • 筧智子
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  • 青弓社(2025/06発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787235626
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モモ

36
身近な人を自死で失った苦しさが伝わる。アメリカの心理学者の論文では「遺族にとって自死が最も悲嘆の苦悩が強く、次に暴力的な死、その次に予期せぬ死による反応が強く表れる」とある。自死で残された遺族は自死者に拒絶されたと感じる人が少なくない。通夜などの「喪の儀式」も行われにくい。様々な人の実例がある。どれも、もう一度大事な人に会いたい人ばかり。出口が見えない苦しさを救うのは、やはり人。同じような体験をした人が集まる会などで当事者にしか分からない思いを吐露していく様子に涙が止まらない。支える場が多くあってほしい。2025/10/27

チバ

2
読んでよかった。その人の人生はその人のものであると落とし前をつけられた様な気がする。たとえ身近にあった事でもそれと自分は関係がないのだと理解することが出来た。自助活動で救われるというのは確かにそうだろうが人と関わることによって決めつけられることもありその事でよりモヤモヤが残る気持ちを想像した。他の活動でも自分は相手を勝手に決めつけないというのは注意したいと気付かされた一冊だった。2025/08/11

takao

1
ふむ2025/08/28

2138

1
自死の周辺の人間のグリーフケアの本。自死遺族というスティグマが根深いという視点はなるほどなというのと、追い込まれるのもそれを受け入れるのも周囲の人間次第。現在のグリーフケアの考え方も過渡期という事で、多死社会となる今後はまた在り方が変わってくるんだろう。2025/08/20

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