ブルーバックス<br> 謎解き・津波と波浪の物理―波長と水深のふしぎな関係

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ブルーバックス
謎解き・津波と波浪の物理―波長と水深のふしぎな関係

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579247
  • NDC分類 452.5
  • Cコード C0240

出版社内容情報

サーファーがくぐる波のトンネルはなぜできる? 「海底を感じた瞬間」に性質を大きく変える波。身近でふしぎな物理現象を解き明かす海底を感じるかどうか、それが問題だ!

広大な海をわたる波には、2つの種類がある。
「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。

時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。
南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。

波が海底を感じるとはどういうことか?

波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?

身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。


ご存じですか? 波の意外な素顔。

・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある!
・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある!
・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意!
・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る!

第1章 波、それは風の便り――波の誕生
第2章 波とはなにか――複雑な現象をシンプルに理解する
第3章 風が起こす波――風波のふしぎな世界
第4章 津波の物理学――「海底を感じる」長波のふしぎ


保坂 直紀[ホサカ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

広大な海をわたる波には、2つの種類がある。「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。波が海底を感じるとはどういうことか?波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。

目次

第1章 波、それは風の便り―波の誕生(はじまりはさざ波から;「波浪」と「津波」;どう生まれ、どう育つか;「波の科学」の基本的な考え方)
第2章 波とはなにか―複雑な現象をシンプルに理解する(「波」の基本を押さえる;「水面の波」はなぜ伝わるか;複雑な海の波をどう攻略するか)
第3章 風が起こす波―風波のふしぎな世界(「水の動き」を分解する;波と水深の「深い関係」―そこに「底」はあるか?;速い波、遅い波―そして波は止まれない;「波の群れ」には謎がいっぱい;波の最期―砕けて終えるその生涯;静かな海にも大きな波が!)
第4章 波津の物理学―「海底を感じる」長波のふしぎ(三陸を襲った巨大津波の謎;津波を科学する考え方;「海底を強く感じる波」ならではの現象;津波はなぜ「水の壁」へと変貌するのか;「海底を感じる波」の奇妙なふるまい)

著者等紹介

保坂直紀[ホサカナオキ]
1959年、東京都生まれ。東京大学海洋アライアンス上席主幹研究員。サイエンスライター。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大大学院で海洋物理学を専攻。博士課程を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学で博士(学術)を取得。2013年に読売新聞社を早期退職して現職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

75
地球物理学の分野の海洋に重点を置いて津波や波について私のような門外漢にも詳しくまたわかりやすく教えてくれます。波というと海ばかりではなく光や音などもあるわけですが、ここでは風の起こす波についてわかりやすく理解できました。また津波の原理も詳しく書かれています。今後はこのような分野がさらに発展していくと思われます。2015/10/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

24
#感想歌 津波波浪海底風や台風が波を起こして伝わっていく 三陸の津波解析原理から人が防げる切り口はある2017/09/26

calaf

16
位相速度と群速度、何となくは知っていたけど、なかなかイメージが掴めないのですよね...そこに数式なしで切り込もうとしているけど...微妙かも。そのあたりはともかく、基本のところはこれで十分かも。離岸流の仕組みとか、どうして波は沖から陸へとやってくるか(海岸に平行に横に伝わっていく波はない)とか、知らなかった事も多かったし...2017/06/04

kk

11
以前から「波」というものに何故だかずっと魅せられてきました。そんなkkが衝動買いしてしまったのがこの一冊。海の波に特化していますが、そもそも波とは何か、発生の機序、どうやって大きくなるのか、その速さと伝わり方の不思議さ、そして普通の波と津波の違いなど、波マニアにとっては極めて興味深い内容がてんこ盛り。著者は大手新聞の科学部記者出身だけあって、数式を全く用いずに物理現象を説明する手腕には脱帽です。世間的に何かの役に立つような知識じゃありませんが、とにかく楽しい読書ができました。2020/11/28

ZEPPELIN

6
風が吹くと波が起こるメカニズムはまだ完全には解明されていないというのが意外。ダークマターやダークエネルギーのような派手さはないにしても、こちらも近いうちに解明されてほしい。出来れば日本の科学者に。3・11の津波についても解説されており、地形の関係であのような高い津波が再び発生する可能性は高いとのこと。どんな偶然で人間の想像を越える災害になるか分からないのだから、堤防を高くして津波を防ぐのもいいけれど、被害はあるものとして避難のシステムを整えた方が結果的に人命を救うことになるんじゃなかろうか2015/09/16

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