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出版社内容情報
サーファーがくぐる波のトンネルはなぜできる? 「海底を感じた瞬間」に性質を大きく変える波。身近でふしぎな物理現象を解き明かす海底を感じるかどうか、それが問題だ!
広大な海をわたる波には、2つの種類がある。
「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。
時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。
南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。
波が海底を感じるとはどういうことか?
波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?
身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。
ご存じですか? 波の意外な素顔。
・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある!
・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある!
・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意!
・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る!
第1章 波、それは風の便り――波の誕生
第2章 波とはなにか――複雑な現象をシンプルに理解する
第3章 風が起こす波――風波のふしぎな世界
第4章 津波の物理学――「海底を感じる」長波のふしぎ
保坂 直紀[ホサカ ナオキ]
著・文・その他
内容説明
広大な海をわたる波には、2つの種類がある。「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。波が海底を感じるとはどういうことか?波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。
目次
第1章 波、それは風の便り―波の誕生(はじまりはさざ波から;「波浪」と「津波」;どう生まれ、どう育つか;「波の科学」の基本的な考え方)
第2章 波とはなにか―複雑な現象をシンプルに理解する(「波」の基本を押さえる;「水面の波」はなぜ伝わるか;複雑な海の波をどう攻略するか)
第3章 風が起こす波―風波のふしぎな世界(「水の動き」を分解する;波と水深の「深い関係」―そこに「底」はあるか?;速い波、遅い波―そして波は止まれない;「波の群れ」には謎がいっぱい;波の最期―砕けて終えるその生涯;静かな海にも大きな波が!)
第4章 波津の物理学―「海底を感じる」長波のふしぎ(三陸を襲った巨大津波の謎;津波を科学する考え方;「海底を強く感じる波」ならではの現象;津波はなぜ「水の壁」へと変貌するのか;「海底を感じる波」の奇妙なふるまい)
著者等紹介
保坂直紀[ホサカナオキ]
1959年、東京都生まれ。東京大学海洋アライアンス上席主幹研究員。サイエンスライター。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大大学院で海洋物理学を専攻。博士課程を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学で博士(学術)を取得。2013年に読売新聞社を早期退職して現職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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