内容説明
1941年12月8日、帝国陸海軍は米英を相手に、ついに刃を向けることになった。香港、シンガポール、ミッドウェー、そしてハワイの真珠湾…。米英のアジア進出拠点にあまねく先手を打つべく、精鋭の航空機動部隊と新造ショットガン戦艦『大和』が邁進する。綿密に練られたこの作戦および計画に齟齬はないはずだったが、奇襲攻撃成功のウラには、意外な落とし穴があった。危機に陥った太平洋上の南雲中将率いる帝国海軍第一航空艦隊、井上中将の第四艦隊、山口少将の第二航空戦隊、そして香港に進攻した帝国陸軍は、いかにして逆転勝利をおさめたのか。秘録をもとにシミュレートした太平洋戦争緒戦の帝国陸海軍のバトル・ストーリー。
著者等紹介
藤宮弥生[フジミヤヤヨイ]
広島県生まれ。広島大学卒業。現在、横浜に在住。『贋作名画殺人事件』で小説界デビュー。ミステリー、ハウツー本などの執筆に多数携わる
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