出版社内容情報
ある工務店の破産管財事件に携わった破産管財人団が、業務を遂行しながら得たコツを披露する実務書。
臨床法的に事案を解説しながら、新型コロナ下におけるIT・テクノロジーを駆使しての共同作業の実際の姿も明らかにする。関連法令、判例、学説に言及したうえ、破産管財事件一般に通有する考え方とノウハウも紹介。
内容説明
仕掛現場一覧表がない、従業員はすでにいない、会社代表者が非協力的、経理部門が協力を拒否、予納金がかなり乏しい。破産管財人団の事務の効率化をITを用いて実践。
目次
ある工務店破産とその申立時における困難な状況
管財人団
共同作業の効率化
対象現場の把握の必要性
対象現場の把握の方法
出来高の把握・確定
未成工事受入金の把握
施主との関係
協力業者等との関係
債権調査
出来高換価のための申立代理人の役割
施主から相談を受けた場合
協力業者から相談を受けた場合