出版社内容情報
《内容》 本書は最初にこれまでの分子遺伝学の歩みのポイントを述べ,次に微生物遺伝学の 解説,遺伝子の構造や複製,そして遺伝情報の発現について記述する. さらに遺伝情報の変化から生物の進化機構を探る分子進化の研究や,天然に起こる突然変異の機構の研究についてまとめた. 《目次》 第1章 微生物における遺伝現象の解析1.1 微生物の世界1.2 遺伝的微生物1.3 微生物遺伝学と分子遺伝学1.4 遺伝現象および遺伝子解析技術の発達1.5 微生物の遺伝現象――特殊性と普遍性1.6 定常期大腸菌の分子遺伝学引用文献参考文献第2章 遺伝子の本体と構造2.1 遺伝子の本体2.2 遺伝子の本体が核酸であることの証明2.3 DNAの構造2.4 DNAの塩基配列参考文献第3章 遺伝子複製のメカニズム3.1 DNA複製の基本的仕組み3.2 DNA鎖伸長の仕組みとDNA複製関連タンパク3.3 単一レプリコンの複製開始の仕組み3.4 真核生物染色体DNA複製の開始3.5 複製開始の調節3.6 複製の終了参考文献第4章 遺伝子の情報発現とその調節4.1 転写酵素4.2 転写開始シグナル4.3 転写調節おわりに参考文献第5章 遺伝の情報と分子進化5.1 進化における遺伝子の変化5.2 分子系統5.3 真核生物遺伝子の進化5.4 RNAと生命の起源おわりに参考文献第6章 突然変異の分子機構6.1 突然変異の種類6.2 自然突然変異の誘発6.3 DNAの自然損傷6.4 誘導突然変異6.5 突然変異を検出する方法6.6 損傷の修復6.7 発がんと突然変異おわりに参考文献欧文索引和文索引
目次
1 微生物における遺伝現象の解析
2 遺伝子の本体と構造
3 遺伝子複製のメカニズム
4 遺伝子の情報発現とその調節
5 遺伝の情報と分子進化
6 突然変異の分子機構