目次
人体の中の腎臓
腎臓の概観
腎小体(糸球体とボウマン嚢)
尿細管
腎循環
水・電解質・pHの調節
尿管・膀胱
泌尿器系の発生
著者等紹介
坂井建雄[サカイタツオ]
順天堂大学特任教授(解剖学・医史学)。1953年生まれ。1978年に東京大学医学部を卒業。その後、腎臓の解剖学の研究で注目していたハイデルベルク大学のKriz教授のもとに1984年から1986年まで留学。メサンギウム細胞の力学的役割についての1987年の研究は、糸球体を力学的な構造に変貌させた。現在は、糸球体構成細胞の細胞生物学、血管系の微細構造の多様性、腎臓の発生学を重点的に研究している。さらに人体解剖の教育と連動して、肉眼解剖の研究、解剖学の歴史の研究にも手を広げている
河原克雅[カワハラカツマサ]
北里大学名誉教授(生理学)。1951年生まれ。東北大学の医学生時代、クロード・ベルナールの『実験医学研究序説』に感銘を受けた。主な研究テーマとして、消化管粘膜細胞や腎尿細管細胞のイオン・溶質輸送を担う膜輸送体の分子構造と機能解析を、細胞分子生理学的手法を使って行っている
市村浩一郎[イチムラコウイチロウ]
順天堂大学医学部教授(解剖学)。1975年生まれ。順天堂大学を卒業後、解剖学講座(坂井建雄教授主宰)に入る。最近の研究テーマはFIB‐SEMなどのボリューム電顕を活用した糸球体の3D超微形態解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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