内容説明
震災前と今を結び直す空間づくり。町に生きる声が響き合う企画展の取り組みと、次への提言。
目次
1 すくう、のこす―大規模災害と文化財レスキュー(東日本大震災と文化財レスキュー;なぜ文化財レスキューの現場は多いのか ほか)
2 ほりおこし、わかちあう―被災地の復興と文化創造活動(復興キュレーション―復興期に展開する文化創造活動;感情のドキュメンテーション―大震災から二年目の被災文化財の展示活動 ほか)
3 かたらい、おもんばかる―“被災地”から人生のいとなみの場へ(モノをめぐって“声”が響き合う;捕鯨と関連産業のエピソード ほか)
4 つくり、つたえる―文化における「より良い復興」へ(文化創造と民俗誌;「ライフ」へのまなざし ほか)
著者等紹介
加藤幸治[カトウコウジ]
東北学院大学文学部歴史学科教授・同大学博物館学芸員。専門は民俗学、とくに物質文化論。静岡県出身。総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻(国立民族学博物館に設置)修了、博士(文学)の学位取得。第17回日本民具学会研究奨励賞(2003年)・第21回近畿民具学会小谷賞(2003年)・第16回総合研究大学院大学研究賞(2011年)を受賞。現在、文化遺産防災ネットワーク有識者会議委員、日本民俗学会第31期理事、日本民具学会第17期理事ほかを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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