感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポンポコ
0
このタイトルだとわからないけど、鈴木牧之『秋山紀行』の現代語訳。夏休みに秋山郷の結東温泉に行ったのをきっかけに実家の本棚から引っ張り出して読む。当時(1831年刊)も秘境と言われていた秋山郷の旅の記録。秘境とは言われていたものの、下界との交易はあったし、でも過疎化はしていたし、庄屋だった島田氏が振興のために温泉を掘ったり、「最近は日常的に稗を食べるようになって贅沢だ」と言うじいちゃんがいたり、いつの時代もそんなに変わらないものだというのが感想。ゆっくりと変わってきた、今に通じている村の姿がある。2012/08/17
-
- 和書
- 殺し屋志願 角川文庫