目次
第1章 富士山の謎と奇談(富士山はなぜフジサンか―命名の謎;富士山の高さは昔から同じか;富士山に仙薬を求めた中国人―徐福 ほか)
第2章 富士山信仰のあれこれ(全国の浅間神社のもとは富士山;埋経・埋銭の山―掘り出された信仰史;富士山中出土の掛仏異聞 ほか)
第3章 溶岩洞穴の怪(鎌倉へ通じる富士山の洞穴―人穴怪奇;人穴の修行者―富士講の黎明;精進お穴に死す―富士信仰の極地 ほか)
著者等紹介
遠藤秀男[エンドウヒデオ]
昭和14年(1939)富士宮市に生まれる。国学院大学を卒業後、地元で教師を歴任。途中でフリーとなり、執筆活動を続けながら古美術店の経営にも長く携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mametoume
1
富士宮にある人穴に行ってみたいが、なかなか遠くて行けない。図書館本ですが、奇談がいっぱいあって面白かった。聖徳太子が黒馬(足は白)に乗って頂上まで駆け上がったという話が一番ぶっ飛んでる。2024/09/01
irontaro
1
太郎坊での歴史的な出来事、浅間神社の名の由来、御殿場わらじ祭りの由来、人穴伝説、富士山信仰、廃仏毀釈など、富士山にまつわる様々な物語を紹介。昔から人は富士山に心惹かれていたのだ。2014/08/17
ヘムレンしば
1
「フジ」の名の由来から、徐福伝説、宮下文書、聖徳太子に役の行者、日蓮、富士講の不思議な話と、富士山に関わる不思議な話が網羅されています。著者は富士の研究者であっても、所謂「学者」とは違うようで、オカルト関係で有名な宮下文書についての話題が載っているのには驚きました。だからと言って勿論、オカルト系の怪しい本という訳では無く、とある富士山大好きな研究者が、あらゆる富士山の謎と奇談を真面目に紹介している本です。日本人の富士に対する思いは深い。2012/06/11