フィリップ・K・ディックの世界 - 消える現実

フィリップ・K・ディックの世界 - 消える現実

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  • サイズ B6変判/ページ数 283p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784893421579
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

7
ディックの著作物管理人であるウィリアムズによる、ディックへのインタビューを中心に構成された本。神秘体験やドラッグに関わるものもあるが、やはり分量的にも71年のディックの自宅への襲撃事件のことが印象に残る。結局真相はわからずじまいだったようだが、ディックの「証言」がどこまでが事実なのかも読んでいてあいまい。そもそもインタビュー中に、同席している妻やインタビュアーに時々尋ねたりするぐらいだから、信ぴょう性も疑われるというものだ。巻末の長篇作品一覧や年譜は貴重。2013/10/05

kokada_jnet

5
71年に起きたディック自宅の謎の強盗事件について。75年の「ローリング・ストーン」誌インタビューの再掲。あわせて、ディックについての伝記的な説明を集めたものだが。この事件だけで一冊の本にされても、退屈なだけだ・・。2012/07/30

えふのらん

2
襲撃について二章にわけて書いてるが、事件そのものよりもディックの語りが面白い。曰くプラスチック爆弾を使った痕跡から考えて退役した特殊部隊の人間の犯行に違いない、ウォーターゲートを思わせる陰謀だ。普通の人間が口にすれば病院送りにされそうな言葉だが、彼の口から出るとあの小説の世界は(主観的には)本当なのではないか、と考えさせられてしまう(ただし、おかしい事には変わりない)。とにかく事実関係が怪しすぎるので、事件のルポとか自伝ではなくファン向けの対談集だと思って読んだ方が良い。2020/05/07

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