内容説明
もうここで「女性詩」という言葉を本当の意味での死語にしたい。いま書きとめておきたい大切な詩人たち―新藤凉子、財部鳥子、高良留美子、滝口雅子、日高てる、西岡寿美子、栗原貞子、塔和子、河津聖恵、俵万智、日和聡子、蜂飼耳。次の世代に送る詩人論ノート3部作、完結編!
目次
新藤凉子―接近した連詩の魅力
財部鳥子―腐蝕と凍結
高良留美子―現実をどう表現にするか
滝口雅子―職能婦人と戦後の詩意識
日高てる―モダニズム誌「爐」からの出発
西岡寿美子―詩人の眼が実現させた土佐
栗原貞子―「生ましめんかな」を問う
塔和子―ハンセン病最後の詩人
河津聖恵―“女性詩”とは異質な流れから
俵万智―『サラダ記念日』と一九八〇年代
日和聡子―山陰の風土と、詩を書くということ
蜂飼耳―「ラ・メール」以後・新世紀へ
著者等紹介
たかとう匡子[タカトウマサコ]
1939年、神戸市に生まれる。1961年から2004年まで高校の国語教師。「イリプス」同人。詩集に『学校』(小野十三郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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