内容説明
「人は、その「生」の道すがらにおいて、いくたびか変容、発酵する。私の内なる歩みも、はじめの歩みから、かなり隔たった方向を目指していることであろう」(「あとがき」)。詩的出発から三十余年、多くの文学的浮遊を経た詩人は、自らの半生を振り返りつつ、人間の真理を聖書の登場人物に仮託して描く。
目次
1 光へ(愛;レオの記;光へ;再臨)
2 イエスの弟子たち(ペテロ・熱愛;ユダ・誤算;マタイ・忠実;トマス・疑念;ヨハネ・敬愛)
3 イエスをめぐる女たち(母マリヤ;マグダラのマリア;ナルドの壺を砕いた女;ベタニヤの姉妹;サマリヤの女;赦された女;癒された女;貧しいやもめ)
4 イエス・その愛
5 箱舟抄(箱舟抄;アドナイ・エレ;王妃バシテバ)
著者等紹介
荒井愛子[アライアイコ]
1937年8月18日、千葉県銚子市に生れる。所属:日本詩人クラブ会員、千葉県詩人クラブ理事、「野田文学」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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