内容説明
迫害や流浪の運命に翻弄されながらも、なお人間への、言葉への信頼を失わず、生き延びるために書き続けた、20世紀ドイツを代表する詩人の静謐なる詩の光。
目次
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伝記的メモ
(それでもやはり薔薇)
母なる国
希望4
口ごもる
あたえてください
的中
雨の言葉
言葉〔ほか〕
著者等紹介
アウスレンダー,ローゼ[アウスレンダー,ローゼ][Ausl¨ander,Rose]
1901年オーストリア領(現ルーマニア)チェルノヴィッツに生まれる。第一次世界大戦中はウィーン、20年にはアメリカに移住。39年第二次大戦下にあえて帰郷。ソ連、ドイツの迫害の中、故郷に生き残った一割に満たないユダヤ人の一人。戦後アメリカに再移住。47年母の死を知り、以後59年まで「母なる言葉」ドイツ語を使わず英語で詩作。65年デュッセルドルフに移住。72年同地のユダヤ人老人ホームに入居。88年に歿するまでその一室で旺盛な創作活動を続けた
加藤丈雄[カトウタケオ]
1954年、京都府京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科ドイツ語学ドイツ文学専攻博士課程中途退学。佐賀大学教養部をへて現在京都府立大学文学部文学科西洋文学専攻准教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- あいつ おはなしの森