博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスの生涯

  • ポイントキャンペーン

博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスの生涯

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 454,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784783502449
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1045

内容説明

古典的名著『マレー諸島』によって知られる博物学者ウォレスは、近年、自然淘汰説に関するダーウィンとの優先権問題をめぐって、新たな脚光を浴びることになった。終生、人間の未来に対する真摯な熱情を失うことのなかったこの知の巨人の生涯を、著者は英国のすぐれた評伝作家にふさわしい筆致をもって描き出している。

目次

人と業績
博物学者の誕生
アマゾン河での見習期間
白い傘鳥を探し求めて
つぎの探検計画
オランウータンの国
東方をめざして
風鳥を求めて
放浪者の帰還
ウォレスの変容
人間と心
ビッグ・ツリー(大きな木)
人類の未来
最後の果樹園
古き英雄

著者等紹介

長澤純夫[ナガサワスミオ]
1919‐2004。東京生まれ。京都帝国大学農学部農林生物学科卒。応用昆虫学専攻。元島根大学教授、農学博士。日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会などの会員

大曾根静香[オオソネシズカ]
大阪生まれ。早稲田大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんかい32

1
ダーウィンと独立に自然淘汰説を発見したことで知られるウォレスの伝記。自然科学が人々の関心の的となり、「神」が存在するか否かが最先端の科学者たちによって議論され、後ろめたさなしでユートピアを夢見ることができた、そんな一九世紀イギリスの空気がよく伝わってくる。自然淘汰の同時発見という、一歩間違えれば修羅場になりかねない出来事から、終生にわたって友情を育むことになったダーウィンとウォレスの関係には心和まされる。ウォレスが著名な科学思想家として幸福な晩年をおくっていたことは全く知らなかった。2011/11/23

家の中のぱっぽ

0
自然淘汰説がどのような成り立ちでその発想へ至ったか、ダーウィンとは異なる経緯で理論立てたウォレスの生涯が知りたくなり読みました。実は大学の恩師の書棚にあったのが本書の出合いのきっかけなんですが、入手と読了までに暫くかかってしまいました。生態学の基盤になった博物学の古典として読むのもまた面白いです。ナチュラリストを自称している人には一読をお勧めです。2021/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/232755
  • ご注意事項

最近チェックした商品