出版社内容情報
日本では二〇〇一年の狂牛病事件とそれに続く翌年の雪印食品事件以降、堰を切ったように食品の不正が明るみに出て、食品詐欺を「食品偽装」と呼ぶようになった。本書では種々の食品不正について、公的発表や新聞などの報道を集め、その実態と誘因などをまとめた
藤田 哲[フジタサトシ]
著・文・その他
内容説明
日本では二〇〇一年の狂牛病事件とそれに続く翌年の雪印食品事件以降、堰を切ったように食品の不正が明るみに出て、食品詐欺を「食品偽装」と呼ぶようになった。本書では種々の食品不正について、公的発表や新聞などの報道を集め、その実態と誘因などをまとめた。
目次
序章 戦前・戦後の日本の食(戦前の日本人の食生活変化;戦中から敗戦頃の食生活と代用食 ほか)
第1章 食品の偽装を考える(食品価格が高すぎる日本;日本では食品詐欺が少ないか? ほか)
第2章 食品不正の実態(牛肉の話―食品行政を変えたBSE事件;ウナギの話―過去に国産は二~三割だった ほか)
第3章 世界に遅れた日本の食品表示(食品表示制度の目的と原則;世界各国の主要な食品表示改革 ほか)
著者等紹介
藤田哲[フジタサトシ]
1929年東京都に生まれる。1953年東京大学農学部農芸化学科(旧制)卒業。1953‐68年大日本製糖(株)勤務、パン酵母およびショ糖脂肪酸エステルの研究開発。1969‐90年旭電化工業(株)勤務、各種乳化油脂食品、天然系界面活性剤、酵素生産・利用の研究開発。1988年技術士(農学部門・農芸化学)、食品衛生管理士。1990年藤田技術士事務所開業。1991年農学博士(東京大学)。現在、食品化学、食品・農産製造分野の研究コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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