出版社内容情報
本書では、期限表示と呼ばれる「賞味期限」と「消費期限」について、具体的意味、義務化された歴史、また「期限」は誰がどのように決めて、どう表示するのかといった事柄をご紹介させていただく。さらに、この期限表示から派生する「まだ食べられるのに廃棄されてしまう大量の食品の発生問題」、「日本の食糧事情が世界の食糧飢餓発生への大きな原因となっている問題」などについてもみて、解決の糸口のきっかけを発見できればと思う。
的早 剛由[マトハヤタケヨシ]
著・文・その他
目次
第1章 食品の日付表示の変遷と平成7(1995)年の期限表示への移行(食品の日付表示の原点;新食品の登場と品質保持期限、賞味期限の考え方の登場 ほか)
第2章 各食品の期限表示の設定方法(基準)について(食品の期限表示の設定方法の基本;自社製品の期限表示設定の実施方法 ほか)
第3章 日本における可食(まだ食べられる)食品の廃棄量増大と期限表示の関わり(食糧事情をひも歌く;国内の食糧事情 ほか)
補遺 食品表示法の成立における期限表示の考え方(現在の食品表示の法体系;消費者庁・消費者委員会での経緯 ほか)
著者等紹介
的早剛由[マトハヤタケヨシ]
現在、マトハヤ・フーズコンタクト(株)代表取締役(法令制度テクニカルアドバイザー)。1974年農林省入所(農林規格検査所:当時)。JAS法に基づく食品企業への品質管理・食品表示指導業務等を担当。1997年農林水産消費技術センター那覇分室長を経て、2007年3月独立行政法人農林水産消費技術センターを退職、2007年4月マトハヤ・フーズコンタクト(株)を設立し現在に至っている。ISO22000内部監査員、元(社)日本食品衛生協会HACCP推進アドバイザー、HACCPリードインストラクター(JHTC)、外食産業原産地表示アドバイザー、米国食品営業施設衛生管理資格(小売店)、食品表示検定協会認定講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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