出版社内容情報
食品の残留農薬、認可されていない農薬の使用などとかく問題となる農薬を焦点に、その歴史や使用の必然性、規制、農産物への使用の実際、東南アジア・中国の状況などをまとめ、これからの農薬と農業、食生活とのかかわりのひとつの方向を示した。
作物栽培と農業/日本の農薬が歩んできた道/作物を守るために/農薬とはどういうものか/農薬の作用機構/安全な農薬はあるのか?/農薬はどのように使われているのか/環境保全の立場から見た有機農法と農薬/アジアの農産物生産と農薬事情/農薬との付き合い方/これからの作物栽培と農薬のありかた
坂井 道彦[サカイミチヒコ]
著・文・その他
小池 康雄[コイケヤスオ]
著・文・その他
内容説明
本書では、農薬の安全性問題だけでなく、農業での有害生物防除技術とその実態、東アジアの農薬事情、さらに食料・環境問題など、農薬とその使用の背景も含めた幅広い解説を試みたものである。
目次
第1章 作物栽培と農薬
第2章 日本の農薬が歩んできた道
第3章 作物を守るために
第4章 農薬とはどういうものか
第5章 農薬の作用機構―どのようにして病害虫・雑草に効くのか
第6章 安全な農薬はあるのか?―その認可のしくみ
第7章 農薬はどのように使われているのか
第8章 環境保全の立場から見た有機農法と農薬
第9章 アジアの農産物生産と農薬事情
第10章 農薬との付き合いかた
第11章 これからの作物栽培と農薬のありかた
著者等紹介
坂井道彦[サカイミチヒコ]
1933年東京都淀橋区(現、新宿区)に生まれる。1951年都立小山台高等学校卒業。1955年東京大学農学部害虫学研究室卒業。1969年農学博士。1957~1988年武田薬品工業(株)で農薬研究開発に従事、開発部長を務める。1988~2000年ICIジャパン(株)(社名ゼネカに変更、現在シンジェンタに合併)農薬事業部副事業部長、研究開発に従事。1993年停年退職後同社顧問。2000~2002年(株)オリノバ顧問。水稲品種育種・開発に従事。現在、農薬開発コンサルタント。(社)緑の安全推進協会委嘱講師など農薬の開発、安全性啓蒙活動などに従事
小池康雄[コイケヤスオ]
1944年東京都四谷区(現、新宿区)に生まれる。1963年東京都立新宿高等学校卒業。1967年日本獣医畜産大学獣医畜産学部獣医学科卒業。1969年日本獣医畜産大学大学院獣医学研究科修士課程修了。1969~1980年日本農産工業(株)入社。中央研究所にて食品衛生および家畜伝染病の研究に従事。1980~1986年日本獣医畜産大学獣医公衆衛生学教室助手。1986~2001年ICIジャパン(株)(社名ゼネカに変更、現在シンジェンタに合併)にて農薬の登録・開発・研究に従事し、同社中央研究所長を務める。現在、ラスジャパン有限会社取締役
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