女性社会学者による新社会学叢書<br> 家事の社会学

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女性社会学者による新社会学叢書
家事の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781905716
  • NDC分類 590
  • Cコード C3336

内容説明

主婦にとって「家事」は「職業」か?ボーヴォワールが記した如く“シジフォスの岩”にすぎない不毛の労働なのか?これまで研究対象としても社会的に認められることの少なかった「家事という仕事」を正面から調査研究した書。男女を比較したデータも豊富に揃えて紹介・分析する。主婦の二つの仕事―職業と家事―を同じように扱いながら、その関わり・影響を明らかにする。

目次

序論(この本のねらい;家事をどういう枠組で分析するか;家事とは―定義、分類、範囲;調査のあらまし)
家事とはどのような仕事か―内容と時間(「もの」を扱う家事―内容;「もの」を扱う家事―性格;「ひと」に接する家事;「データ」を扱う家事;家事の複雑性と職業の複雑性;家事に費やす時間)
家事の性格と家事意識(家事の性格とは;主婦は家事をどう感じているか;職業と比較した家事)
老人同居家族の家事と核家族の家事(老人と接する時間;老人同居で家事は増えるか減るか;家事意職への影響)
有職主婦の家事と無職主婦の家事(主婦の有業化と家族;誰が家事を分担しているか;どれくらい時間をかけているか;どんな家事をやっているか)
仕事がパーソナリティに与える影響(柔軟性の男女差と有職無職の比較;職業と柔軟性;家事のやりかたと柔軟性;仕事の複雑性と育児の価値観)
主婦としての意識と家事観(主婦と家事のかかわり;労働市場における「家事的な」分野;主婦役割と家事;調査結果からみた主婦の意識;家事と主婦のゆくえ)