出版社内容情報
松山ひろし[マツヤマヒロシ]
著・文・その他
内容説明
世の中には「知ってはならない」話がある。しかし、こういった話は事故と同様なもので、いつ耳に飛び込んでくるかわからない。ある女子高生が「カシマさん」の話を知ってしまったのも、まったくの偶然からであった―。(「カシマさん」より)。都市伝説は現代妖怪が暴れまわり、恐ろしい犯罪者がそこかしこに潜み、おかしな出来事が次々と起こる異界。「くだん」「死人茶屋」「地下鉄の客」「戻ってくる死体」など恐怖の66話を紹介。
目次
第1部 真夜中の怪談(ゾンビ看護婦;海水浴場の老婆 ほか)
第2部 怖い伝説(ババサレ;六甲牛女 ほか)
第3部 不気味な話(十三段;まっかっかさん ほか)
第4部 奇怪な噂(真夜中の電話;最後の肉 ほか)
著者等紹介
松山ひろし[マツヤマヒロシ]
都市伝説蒐集家。怪奇話やさまざまな都市伝説を集めた人気Webサイト「現代奇談」を主催(現在は閉鎖)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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夢追人009
157
本当の話とは限らなくても全く気にならずブラックな味わいが楽しめる都市伝説の話は文句なしに大好きですね。『カミをくれ』少女がトイレで用を足していると「カミをくれ」という不気味な声が聞こえて来て見ると便器から一本の白い腕が伸びて来る。ドアを塞がれた少女はトイレットペーパーをどんどん渡すが腕は「そのカミじゃない、この髪だぁ~!」と言って少女の髪を掴んで体ごと便器の奥へと引きずり込む。『わすれもの』忘れ物の多い男の子が踏切で転んで電車に衝突しバラバラになって死ぬ。忘れ物帳には「わすれもの、ぼくのあたま」の文字が。2020/08/08
餡寅
3
一番乗り~(*´∀`*)初っぱなから読んだらくるって話はヒドいぜ(泣)でも未だに右足は無事ですwww最終的にはよく聞く話が多かったように思う2013/04/06
活字@れつだん先生
2
知っている話ばかりかと思いきや、結構知らないものも多かった。有名な話も収録されているが、丁寧な解説もあるのがよかった。基本的には怖いものばかりだが、笑えるものも収録されとても楽しかった。2019/07/23