イースト新書
デマとデモクラシー

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650692
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報



辻元清美[ツジモトキヨミ]
著・文・その他

内容説明

その是非をめぐって国論が大きく割れた、二〇一五年の「安保法制」特別委員会。当時、安倍首相や防衛大臣から辻褄の合わない答弁を最も多く引き出したひとりの著者は、一方で政権与党から「デマ」に基づいた攻撃も受けた。そもそも長年にわたり根拠のないネット上の中傷に苦しめられてきた著者が、なぜ今になってデマに本気で立ち向かおうと考えたのか。デマに浸食されている民主主義を取り戻すためには、どうすればよいのか。小林よしのり氏、内田樹氏との特別対談も収録。立場を超えて守るべき価値を語り合った。

目次

第1章 「デマ」に浸食される政治(ネットの誹謗中傷が視界に入るまで;デマ1 カンボジアで自衛官に乱暴な言葉を投げつけた ほか)
第2章 ドキュメント・「安保法制」特別委員会(強行採決の日;質疑二日目に飛んだ首相のヤジ ほか)
第3章 小林よしのり×辻元清美「改憲・護憲を超えて」(「辻元清美?嫌いでしたねえ~」;左右両陣営からのバッシング ほか)
第4章 内田樹×辻元清美「“成長経済”から“定常経済”へ」(国家の株式会社化と自己責任論;「私人」化する政治家 ほか)
第5章 デモクラシーとわたし(「民主主義って、何だ?」;脱原発運動から批判を浴びたときに ほか)

著者等紹介

辻元清美[ツジモトキヨミ]
1960年奈良県生まれ、大阪育ち。衆議院議員(大阪10区高槻・島本)。早稲田大学在学中に国際NGO設立。ダボス会議「明日の世界のリーダー100人」に選出される。議員立法でNPO法をつくり、情報公開法や被災者生活再建支援法、児童買春・ポルノ禁止法などを成立させた。連立政権で国土交通副大臣に就任、JAL再生などに取り組む。災害ボランティア担当内閣総理大臣補佐官。衆議院予算委員、安全保障委員、憲法審査会委員、民進党役員室長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

34
東アジアや国防に関しては意見が合わない。対談相手の内田樹も同じ。経済成長のみを追求して他の守るべき国柄を無視する政治の株式会社化を危惧しながら「爆買い」現象を喜ぶ点に違和感。たとえば免税制度や観光地の景観に関する声をどう捉えているのか。排外主義と保護主義は違うし、自分達の国は自分達で守る=対米追従はしないという主権意識と反戦への願いも矛盾しない。そこを一歩詰めて欲しい。でも弱い人に寄り添う意識を持ち、民主主義における議論の意義を理解し、立憲主義を守る為に戦える貴重な政治家だ。デマに負けずに頑張って下さい。2017/02/26

tolucky1962

15
匿名で根拠のないデマの大量書き込みは社会問題だ。個々はとるにたらない内容も多いと信じる人が増えてくる。産経新聞のようにデマをそのまま載せて、後で小さく訂正謝罪を繰り返すものも問題が多い。ある程度見分けられる人は相手にしないのだろうが、その放置もいけないと著者は気づいたそうだ。第2章は安保法制に関するドキュメント。最近の話題の舞台裏の様子。第3,4章は著者と保守の論壇との対話。3章は小林よしのりさん、4章は内田樹さん。著者とは対立する面もあるが、一致する面もあり、こういった議論が大事なんだろうなと思う。2018/05/17

紫砂茶壺

6
辻元清美の言うことにはほとんど賛同できないが、実物は偉ぶったところもなく人当たりが良くて嫌いではない。「自分と異なる意見も尊重するのが政治家だ」として、安倍首相は反対派の言うことを聞かない!と口を極めて指弾するが、辻元も内田樹も安倍サイドの言うことに聞く耳を持っているようには見えない同じ穴のムジナ。民主主義と立憲主義の危機を叫ぶが、アンタらが命を取られずに活動できてるんだから、この国が少なくとも法治国家である何よりの証明では?与党を経験して考え方に厚みが出たと思っていたが気のせいかな。2018/03/04

SK

3
111*読んで良かった。散々デマを流されて、難儀だなぁ。森友学園問題でも、デマを飛ばされていたし。2017/04/04

湘南☆浪漫【Rain Maker】

2
多くの情報の中で何が真実なのか…という部分を拾い出さないといけない。 どうしても先入観で見てしまうことがあるから。2021/03/31

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