アニメ大国建国紀1963‐1973―テレビアニメを築いた先駆者たち

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アニメ大国建国紀1963‐1973―テレビアニメを築いた先駆者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781619125
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報



中川右介[ナカガワユウスケ]
著・文・その他

内容説明

宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで。―その黎明史を描く。過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。

目次

第1部 神話時代(手塚治虫が見たアニメ史―一九四五~一九五三年;テレビ時代到来―一九五四~一九五八年;最初の手塚アニメ『西遊記』―一九五九~一九六〇年;「虫プロ」への道―一九六〇~一九六一年)
第2部 建国期(『鉄腕アトム』革命前夜―一九六二年;トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」―一九六三年;「TCJ」と若きSF作家たち―一九六三年;出遅れた「東映動画」―一九六三年;「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立―一九六四年;“宇宙SFブーム”と「タツノコプロ」―一九六五年)
第3部 開拓時代(ライバルは“怪獣ブーム”―一九六六年;『オバQ』から『パーマン』へ―一九六七年;『009』の孤独な闘い―一九六八年;海外児童文学のアニメ化『ムーミン』―一九六九年;“スポ根”の熱狂―一九七〇年)
第4部 過渡期(『ルパン三世』で始まる新時代―一九七一年;『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月―一九七二年;“建国の英雄”の退場―一九七三年)

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
作家・編集者。1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を2014年まで手がける。クラシック音楽をはじめ、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガにも精通し、現在は作家として活躍。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

73
一切画像もなく、500ページ弱の本ながら、大量の参考文献から読み取るTVアニメ10年の記録は、その最中にいた人々の希望と思惑と失望と失墜を描いている。手塚治虫を中心に置きながら、その時代のアニメプロダクションと作家たちやプロデューサーたちがどう考え、動いたのかを可能な限り描写する。この10年といえば、私にとっては小学生から高校生になる時期で、ここで綴られるアニメに熱中していたのだ。その裏でこんなことがあったとは。子供の夢の裏には大人の都合も多々あったのだ。これだけのことが、たった10年で起こったのか。2020/10/10

へくとぱすかる

67
ほぼ一週間かかって読む。分厚いだけではなく、内容が濃くて、興味津々な話が、続々と登場。細々と始まった日本のアニメを急展開させたのは、やはり「鉄腕アトム」であり、有望な産業として確立させただけではなく、放送やメーカーの在り方さえ変えていった。約10年間のテレビ・映画両方のアニメを網羅し、マンガも含めた複雑な力関係を描ききって、まさに圧倒される。手塚治虫さんがアニメ界の低待遇をもたらした、という俗説が誤解であることも明らかにされる。何よりも「そうだったんだ!」と、テレビアニメ誕生の歴史自体がドラマだったのだ。2021/03/30

ゲオルギオ・ハーン

27
手塚治虫を中心に『鉄腕アトム』の誕生の前段階の説明から入った日本のアニメが急成長した10年間を書いた一冊。文献はもちろんのことインタビュー記事から得た情報は他の人物のインタビュー記事とも照らし合わせて整理し、事実関係の信憑性にも検討しているので読んでいてストレスがとても少なく快適に読めました。『鉄腕アトム』から始まるテレビアニメシリーズ誕生と発展の歴史を追うだけでも楽しく、各制作会社の興亡があり、アニメーターの低賃金の起源も書かれているのでこれ一冊で日本アニメ史について様々なことを知ることができます。2020/12/08

Mc6ρ助

15
『一九六三年 手塚治虫という才能と情熱とそれなりの資金を持っていた、ひとりの青年によって、「テレビアニメ」という新しいジャンルの文化が生まれた。それは、一〇年もたたずして巨大な産業に発展した。(p473)』まさしくアニメに憧れたマンガの神様の功と罪。とはいえ産業の勃興期、「わきまえた男」ではない男たちの物語、女性は2名しか登場しない。それも「朝ドラ」のヒロイン達のモデルだからと思われる、女性アニメーターは多かったと仄聞するのだけれど。2021/02/18

しんい

6
手塚治虫を中心とした、戦後すぐから1970年代中盤までのアニメ(テレビまんが、マンガ動画)史。戦前からのアニメーション、貸本マンガ、戦後の少年少女マンガなどの複数のルーツから、天才漫画家手塚のアニメ熱もひとつの大きな原動力に、アニメ業界が立ち上がっていく。登場人物が膨大で、筆者の定型か生まれ、父の職業、学歴と主な作品の紹介が続きところもあり読みやすくはない。それでも子供時代に地方局で再放送を観た作品も多く、梶原一騎や永井豪など、一時代を築いていたことを体系的に理解。アニメ事業は組織力であることを痛感。2020/11/14

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