出版社内容情報
探偵業を営む弓削匠は伝説のラーメン屋台「ゆげ福」の息子。最強ラーメン哲学と愛で難問を解く!実在の名店も続出する美味ミステリ。「ラーメンの歴史ば調べることは、人間の文化交流史ば探ることにも繋がってる」
食は、文化をあらわす。ラーメンは、九州の文化をあらわす!
博多で伝説となったラーメン屋台「ゆげ福」の息子で、愛称「ゆげ福」こと弓削匠は、行方不明になっている父を探し求めながら、探偵業を営んでいる。人探しから替え玉受験、窃盗事件、そして幼なじみの警察官が容疑者となった取調室の密室殺人事件。ゆげ福は幼いころから築いたラーメン哲学で、さまざまな事件を解決していく。町とラーメンに対する愛は誰にも負けない名探偵の、何度でも美味しいミステリ短編集。
第一話 後継者
第二話 交差点
第三話 風と桶屋
第四話 流路
第五話 腐れ縁
第六話 家業
第七話 出入りの町
最終話 絆ふたたび
西村 健[ニシムラ ケン]
著・文・その他
内容説明
博多の伝説ラーメン屋台の息子、「ゆげ福」こと弓削匠は、父の失踪の謎を追いながら探偵業を営む。人捜しから美人局、謎の窃盗や取調室の密室殺人事件まで、幼少期から築いたラーメン哲学で事件を解決。町とラーメンへの愛は誰にも負けぬ名探偵の、“麺固”ミステリ連作短編集。
著者等紹介
西村健[ニシムラケン]
1965年福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省に入省の後、フリーライターに。1996年、『ビンゴBINGO』(講談社文庫)で作家デビュー。ノンフィクション、エンタテインメント小説を次々に発表している。2006年、『劫火』(同)で第24回日本冒険小説協会大賞を、2011年、『残火』(同)で第29回同賞を受賞した。2012年、『地の底のヤマ』(講談社)で第33回吉川英治文学新人賞、第30回日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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