薔薇戦争―イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱

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薔薇戦争―イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781617916
  • NDC分類 233.04
  • Cコード C0022

出版社内容情報



陶山昇平[スヤマショウヘイ]
著・文・その他

内容説明

「分断」の代名詞として今なお英国民にトラウマを残す混沌。王位をめぐる権力闘争の惨禍、希求される新たな「正義と秩序」

目次

序(薔薇たちの諍い;神罰としての薔薇戦争?;イングランド王権の「十五世紀の危機」)
前史(ランカスター朝の成立―血塗られた玉座;ヘンリー五世と百年戦争―栄光の幻影;内乱へ突き進むイングランド―ヘンリー六世の治世)
本史(第一次内乱―ランカスター朝の終焉(一四五九年~一四六一年)
エドワード四世の治世(前半)―癒えぬ傷跡(一四六一年~一四六九年)
第二次内乱―ヨーク派の分裂(一四六九年~一四七一年)
エドワード四世の治政(後半)―栄光と平安(一四七一年~一四八三年)
第三次内乱―白薔薇の復讐遂げし赤薔薇(一四八三年~一四八七年))
結 薔薇戦争とは何だったのか

著者等紹介

陶山昇平[スヤマショウヘイ]
1978年生まれ。福岡県太宰府市出身。東京大学法学部卒業。ロンドン大学(UCL)、オックスフォード大学修士課程(Msc)修了。現在、総務省課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

67
同姓同名で年齢も同じでないかぎり、著者は大学のロシア語クラスの同級生だと思うのですが、それは置いといて。シェイクスピアの『リチャード三世』を読んで以来、私にとっても薔薇戦争は興味の対象だったのですが、百年戦争の新書が複数あるのに対して薔薇戦争についてのまとまった本がこれまでにはなく、本書はすごく満足度の高いものでした。史実を分かりやすくまとめてくれるのみならず、戦争の場面の描写が小説かと思うくらい鮮やかです。FBで友達申請したら思い出してくれるかな?2021/05/09

ゲオルギオ・ハーン

22
薔薇戦争やテューダー朝関連の訳書をたくさん出している著者が翻訳ではなくオリジナルで書いた一冊。学者ではないこともあって、学問的な要素は薄かった。サブタイトルを『絶対王政を生んだ~』としているが、絶対王政についての定義をしないのとテーマを曖昧にして書き進めたのも引っ掛かった。出来事と人物を書き連ねていくが細かく書いている割に著者の分析や考察に活かしているわけでもないので著者の知識自慢になっているのが残念。「結」でいきなり学者の仮説を付け足して結論にしているのも中途半端な本という印象を強くしてしまった。2021/02/20

鐵太郎

18
薔薇戦争とは、名君ヘンリー五世の息子六世がまともだったら起きなかったのかな。五世の弟たちがランカスター家・ヨーク家と別れて起こしたこの内乱はイングランドを震撼させ、この凄惨な内乱ののち、イングランドは諸侯が割拠する中世の国から絶対王政へと移行します。議会と軍を操り国家のために政治を動かす王国を作り上げる始祖となったのは、この内乱の終結時に不安定な地位しかなかった成り上がりのヘンリー七世だったという事は、まさに歴史の皮肉か。──ちなみに、当時のイングランドの人口が200万人程度だったとは、結構ショッキング。2021/01/15

さとうしん

17
高校世界史的には1455年から1485年までの30年間とされてきた薔薇戦争の流れを、1399年のランカスター朝の成立から説き起こす。戦争の流れ、人物関係など、コンパクトにまとめられていると思う。(巻頭の王室系図は何回も見返すことになったが)ヘンリー4世によるリチャード2世の廃位をはじめとする簒奪劇は、中国で後漢→魏→晋と繰り返された簒奪劇を連想させる。2019/10/04

ジュンジュン

11
百年戦争を読んでから、いつか挑戦したかった薔薇戦争。桜井俊彰氏の著作で、唇を湿らせてから?今回ようやく実現。巻頭の家系図と睨めっこしながらも、予習が効いたようでとても楽しめた。教科書的には、百年戦争1337~1453年、薔薇戦争1455~1485年だが、本書は、前史として1399年ランカスター家の簒奪からスタート。流れとしては、中世特有の「王権の弱さ」と「強すぎる臣下」のせめぎ合いは、内乱を経て、秩序の擁護者として王権が確立。そして、テューダー朝が始まる、といった感じ。2022/07/29

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