出版社内容情報
三橋貴明［ミツハシタカアキ］
著・文・その他
上念司［ジョウネンツカサ］
著・文・その他
内容説明
「ネットの神」と「勝間和代の最強ブレーン」がタッグを組んで、メディアにはびこるウソを完全論破。
目次
第１章 経済ニュースの「ウソ」を見破れ！―マスコミ・官僚のウソ（野田内閣は何をしようとしているのか；なぜ、財務官僚は増税が好きなのか ほか）
第２章 これが、本当に正しい「経済の常識」だ！―経済ニュースのウソ（なぜ、デフレは終わらないのか；なぜ、世代間格差はなくならないのか ほか）
第３章 ギリシャが破産しても、日本は破産しない！―世界経済のウソ（アメリカの巨額赤字はどうなるのか；不況を輸出しようとするアメリカ ほか）
第４章 この政策で、日本は復興する！―経済論壇のウソ（公務員制度はどうあるべきか；中央官庁は政治任用職を増やせ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カインズ
5
【悲観論を明るく笑い飛ばす】数え切れない程の悲観的な言説が溢れる日本経済だが、そんな言説をデータを用いて打ち砕いてくれる一冊。不勉強なマスコミによって如何に間違った情報が世の中にまき散らされているかが分かる。三橋氏のデータに基づく分析に加え、上念氏の歴史的な視点からの解説と、幅広い分野から経済を眺めることが出来る。著者等の日本経済を復活させるための提言とは真逆の方針を政府が採っていることについては、ひょっとしたら上念氏の言うような陰謀論が絡んでいるのかもしれないなと思ってしまった。2011/11/03
ハヤシマ
3
彼らがくりかえし主張し、提言していていた方向に日本は向いてきているのかな。2013/03/25
yamamiki
2
3年半前の本です。当時民主党政権でしたがその駄目さ加減がよくわかります。現在デフレ脱却を目指して安倍政権が進めている途上ではあります。でも昨年、マクロ経済的にみればこの時期、絶対に行なっては、いけない消費税増税をしたりで2歩進んで1歩下がる感じです。このお二人にはさぞ歯がゆいことでしょう。どうもこの国には経済が良くなっていこうとするのが気にいらない人たちが多くいるようです。あの消費税賛成派は一体何だったでしょうかね。もっと我々が経済学を学んで馬鹿なﾏｽｺﾐ、馬鹿な政治家を排除しましょう。2015/05/09
スーさん
2
二人の気鋭の経済評論家、三橋貴明氏と上念司氏による対談本だ。現在の日本経済の問題はデフレであり、その解決策は正しい財政出動と積極的な金融緩和である、とするお二方の主張には強く納得する。本書で特に痛快だったのが、トンデモ経済論を垂れ流すインテリ連中を実名をあげて批判している所だ。田原総一朗氏、辛坊次郎氏、藻谷浩介氏、竹中平蔵氏、藤巻健史氏等々。日頃から彼らの言説に辟易している人は、溜飲が下がることだろう。日本が民主国家である以上、一人ひとりが問題を認識し、怒り、声をあげることが重要なのだと意識させる一冊だ。2012/06/15
naoto
1
デフレ解消、円安誘導は通貨供給量を増やすだけでOK！(だよね？)という論理にびっくり。読んでみれば、ちゃんと根拠があって(当たり前だが)、納得。デフレ下で増税してもダメ、確かにそうたけど…なんて思ってたけど、やっぱりデフレ下の増税はダメだな。2011年本でかなり古いけど、いい意味で自分の経済観を壊してくれたかな。真逆の意見の本も読んでみようと思う。2017/10/14
