著者等紹介
ブレイク,クエンティン[ブレイク,クエンティン][Blake,Quentin]
1932年、イギリスのケント州生まれ。ケンブリッジ大学、チェルシー美術学校で学ぶ。ロアルド・ダールなどの本の挿し絵で人気が高いが、『アーミテージさんのすてきなじてんしゃ』(あかね書房)、『ふしぎなバイオリン』(岩波書店)、『シンプキン』(朔北社)など自作の絵本も多数。1980年、ケイト・グリーナウェイ賞受賞、1996年、ボローニャ・ラガッツィ賞(児童書フィクション部門)受賞、1999年にはイギリス皇室から初代名誉児童文学作家の称号を授かるなど、イギリスを代表する児童文学作家のひとり
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。絵本、童話、作詞、記録映画の脚本、芝居の台本など多岐にわたる分野で活躍。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以後、詩集、エッセイ集、絵本など、多くの著作、訳書を刊行
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
幸せに降らしている若い二人、ジョージとベラの所にやってきた小さなピンクの生き物。二人は「ザガズー」と名づけ育てるが…突然怪物のようになり、色んな動物に変わったり!やがて成長して…。これは大人向けですね。<5分30秒>2020/01/29
anne@灯れ松明の火
18
隣市書庫。相棒から勧められたと聞き、興味を持ったが、地元にはなかったので。初め、頭の中が???となったけれど、読み進むうちに、これは比喩・風刺なのだと気づいた。副題通り、「じんせいって びっくりつづき」だ。でも、子どもは、そのまま受け取るかも? 大人だからこそ、面白いと思えるかも。まず、予備知識なしで読んでみて、それから、袖の谷川俊太郎さんの言葉を読むのがオススメ。2018/11/01
ふじ
16
人から勧められて。良かった。子育てがハッピー?と思いきや、赤ちゃんはいつの間にか動物に!?はたまたモンスター!?あるある!とついつい笑いたくなるシチュエーション。でも、成長してからがまた良いお話でした。ちょっとジーンとしちゃった。がんばろう。2019/07/19
ゆう
15
子どもを育てるって、とてもファンタスティックですてきなことなのだと、小さい子育てが終わったからこそ思えのるのかもしれないけれど。ラスト、今度はジョージとベラがペリカンに変わっちゃうところが、人生の皮肉っぽくもあり。こんな風に人との関わりを楽しめたらいいな、と思う。2014/09/27
ヒラP@ehon.gohon
12
クエンティン・ブレイクさんが、人生を描くとこのようなことになるのですね。 様々な訳の解らない生き物に変化しながら、人間になっていく…。 でも、歳をとるとまた訳の解らない生き物になってしまうのです。 ロアうルド・ダールさんとコンビで傑作シリーズを手掛けたブレイクさんならではのシニカルな愛情たっぷりの絵本でした。2014/08/20