目次
尾崎紅葉の百句
紅葉が俳句でめざしたもの
著者等紹介
高山れおな[タカヤマレオナ]
1968年、茨城県生まれ。俳人。「豈」「翻車魚」同人。朝日俳壇選者。句集に『ウルトラ』(第4回スウェーデン賞)、『荒東雑詩』(第11回加美俳句大賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸くず
3
「近代俳句の革新者」といえば正岡子規であるが、日本の近代文学の黎明期に活躍した尾崎紅葉も実は俳句に熱心で、同い年の子規の活躍に刺激を受けて、俳句の革新に取り組んでいた。紅葉の俳句の特徴を一言で述べるのは難しいが、あえて言うなら「物語性」だろうか。漢詩文や故事成語を取り入れた句、小説の一場面のような句、難題に挑戦した虚構性の強い華麗な句が多く、子規が唱えた「写生」とは全く違った「明治俳句」の可能性が感じられる。子規や虚子の俳句が「引き算の美学」なら、紅葉の俳句は「足し算の美学」という印象。2023/09/29
みーは
0
尾崎紅葉が俳句をたしなんでいたこと自体、周知の事実ではまったくないが、句の内容に踏み込んだ記述はさらに少ない。そのような中で力のある実作者が一般向けの本を出したというだけでもこの本には価値がある。 紅葉の俳句は談林風というイメージであったが、そういう一面があるのもわかると同時に、それだけで終わらない幅広い作風が魅力で、なんとなく蕪村の発句を連想した。 個人的には、それぞれの句の掘り下げをもう少し見たいところだったが、本の形式上致し方ない。これを手がかりに紅葉全集を紐解くのがいいのだろう。2024/07/02
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