白帆―牛田修嗣句集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781410951
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集

ペガサスの駈けて夜もまた天高し



「天高し」は昼のことだが、天馬座を登場さ…◆第一句集

ペガサスの駈けて夜もまた天高し



「天高し」は昼のことだが、天馬座を登場させて秋の夜空の高さを描き切った。

若くして俳句とめぐりあい、内容も表現も現代性にあふれていること、人柄の誠実であること、大いに将来が期待できる。

(帯より・鷹羽狩行)





◆鷹羽狩行抄出

狐火か星へと向ふ汽車の灯か

目ひらけば星目つむれば秋の声

冬ざれやともりてすぐに瞬く灯

一対の松のあはひの淑気かな

弱点は互ひに突かず初稽古

船長以下二十数名更衣

富士といふ白帆を張つて初御空

短日や箱を運ぶに積み重ね

起伏たのしみ牧場の青き踏む

雨ついて飛び立つかまへ巣立鳥

牛田修嗣[ウシダシュウジ]
著・文・その他

目次

狐火―平成九年~十一年
黄落期―平成十二年~十四年
姉妹船―平成十五年~十七年
巣立鳥―平成十八年~二十年
切符―平成二十一年~二十三年
船長―平成二十四年~二十六年
夏服―平成二十七年~二十九年

著者等紹介

牛田修嗣[ウシダシュウジ]
昭和44年神奈川県生まれ。平成9年「狩」入会、鷹羽狩行に師事。平成12年「狩」弓賞(特別作品賞)受賞。平成13年「狩」評論賞エッセイ部門受賞。平成16年「狩」評論賞受賞。平成29年「狩」巻狩賞(同人賞)受賞。現在、「狩」同人、俳人協会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

豆ぐみ

1
昭和44年生まれ、「狩」同人(白羽同人)の第一句集。平成9~29年の315句。好きな句をあげると、春めくや傘の咲きつぐ南口/沖に日を照り返すもの五月来る/黒猫の影も黒ねこ日の盛/ペガサスの駈けて夜もまた天高し/冬晴や丘に張りつくニュータウン/婚礼の鐘たんぽぽの絮とばす/小商ひして聖堂の片かげり/月の出てより夜桜の第二章/拭ふよりほかなし汗をまた拭うふ/生まれたる子犬の真白クリスマス/甲板に吹かれ夏服よろこばす、などなど。2018/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13188315
  • ご注意事項