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内容説明
2011年4月、公文書管理法施行。日本は公文書を残していけるのか?国や行政法人の活動の記録である公文書を保存・公開するルールができた。民主主義社会を支える情報公開の仕組みと、記録資料の現状を取材した日経新聞記者が書く体験的アーカイブズ論。
目次
1 公文書管理法はなぜ、必要なのか
2 公文書管理法の成り立ち
3 深くて広いアーカイブズの海
4 デジタル化の功罪
5 記録資料を残す意味
6 記録資料を残すには
著者等紹介
松岡資明[マツオカタダアキ]
1950年栃木県生まれ。1973年北海道大学卒業、同年日本経済新聞社入社。写真部、産業部、千葉支局勤務を経て日経マグロウヒル社出向、1990年文化部次長、97年大阪本社文化担当部長、99年以来東京文化部編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2018/02/11
水無月十六(ニール・フィレル)
1
公文書。価値がないわけがない。この本に出てきた「除籍簿」?(正確な名前忘れてしまいました)の話は考えさせられる。電子情報の保存のあり方についてもかかれている。公文書、アーカイブスへの一提言。2014/06/12
わきが
0
日本の公文書管理の実態、海外の公文書管理との比較、公文書管理法成立の経緯、検索性の問題などデジタル化の弊害と課題、記録を残す意義、専門職育成の必要性などが書かれています。本著では言及されていませんでしたが、TwitterやfacebookなどSNS、ウェブログの保存もやらなきゃならないだろうけど、課題があるなあと思いました。西洋かぶれと思われようが、ヨーロピアーナ(ヨーロッパの美術館・博物館・図書館などのデジタルデータのポータル)面白いです(*´Д`)要点を抑えて、コンパクトにまとまっております。2012/10/06
poefan
0
書名がやや地味なので見逃すところだった。そしたら三振だった。読後感は三塁打を打った気分。特に第三章は圧巻。ちょっと小さめの本だが山椒は小粒でもぴりりと辛いぞ。2010/02/17
のの
0
公文書について、経過とその意義をわかりやすく説明した本。これまでの本は保存することが自明な上で、どうするかとか歴史的経緯が述べられていたが、公文書が保存されなければいけないのかを、一般の人にわかりやすく説いている。 アーカイブ(ライブラリーやミュージアムもだが)なんて文化事業でいらないじゃん、という単純なものではなく、政治の再検証の基盤であるのです。2010/02/15
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