内容説明
大学教授から日本共産党常任活動家となり、非公然活動へ。やがて、国会議員となった夫を支えた母よ。戦下の闇に見出した光を追って、耐乏にもめげずまっしぐらに、今日まで胸を張って生きてきた母よ。平和と社会進歩めざす人々のなかで母は、おおらかに息子たちを育てた。
目次
息子たちに聞かせたくて
私の人生はここから動き出した
婚約時代
結婚から福岡空襲まで
疎開・終戦・赤痢
戦後が始まる
私の新しい人生
一九四九(昭和二十四年)年という年
ああ一九五〇(昭和二十五年)年
樋井川でのわが息子たち
上京・非公然活動
教育紙芝居研究会時代
童心社時代
ちひろさんの思い出