出版社内容情報
古地図を読み解く知識をフルカラーで解説
内容説明
当時の地形や地名の由来をはじめ、町に刻まれた歴史や時代の変遷を豊富な切絵図や城下図から紐解く!知っておきたい基礎知識や現代地図との比較に役立つポイントを図と写真でビジュアル徹底解説!!古地図の「知りたい!」が一冊に。
目次
基礎編(地図の販売は許可制だった。;江戸切絵図は江戸中期から刊行された。江戸図は正確ではなかった。;江戸大絵図は使い勝手が悪かった。;異業種の近江屋が地図業界に参入した。;尾張屋板切絵図はカラフルな色彩で人気を高めた。;平野屋板切絵図は現代の地図に近かった。;御府内沿革図書は緻密な住宅地図だった。;災害地図も作られた。)
入門編(城内は空白だった。;城門の表記は画一化されていた。;文字の書き出しは入り口からだった。 ほか)
応用編(丸の内は城内を示す地名。;水運の町を象徴する橋。;城の防衛に使われた坂。 ほか)
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史家。1965年生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本・大人の休日倶楽部で講師を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tetsubun1000mg
14
「ブラタモリ」で良く使われる古地図の解説本。 面白いのかな?と思いながら見て、読んでいくとだんだんとハマってしまう。屋敷名が上下左右に書かれているのには法則が有った。 大名屋敷には大屋敷、中屋敷、小屋敷が有り身分や使い方で分類されていた。 古地図の見方、当時の江戸の地形、地名の由来、古地図を読む上での基礎知識などの解説が分かりやすい。 現代の地図との比較や、古地図と写真の比較などビジュアルで楽しめる構成でした。 なんだかブラタモリを見ているようで楽しく読めました。 もうちょっと古地図本を探してみようかな。2024/02/15
gaochan
1
古地図の豆知識をひとつずつ教えてくれる とくに「ひみつ」というまででないが,大名屋敷の正門の向きなど小ネタごとに「そうなのか」というのがわかる。2024/06/07