出版社内容情報
バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。上品で美しい母。仕事人間の父。自由に生きる妹。ごく普通の家族だと思っていた。だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が豹変した。記憶の彼方にしまい込んでいたあの日、一体何が起きたのか――。身も心も震える、圧巻の家族小説。〈解説〉藤田香織
【目次】
内容説明
バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。上品で美しい母。仕事人間の父。自由に生きる妹。ごく普通の家族だと思っていた。だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が豹変した。記憶の彼方にしまい込んでいたあの日、一体何が起きたのか―。身も心も震える、圧巻の家族小説。
著者等紹介
遠田潤子[トオダジュンコ]
1966年大阪府生まれ。関西大学文学部卒。2009年、第二一回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した『月桃夜』でデビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10」で第一位、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」で第一位、『冬雷』が第一回未来屋小説大賞を受賞、『銀花の蔵』が直木賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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