菊池事件―ハンセン病差別の壁をこえるために

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菊池事件―ハンセン病差別の壁をこえるために

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780313741
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C0036

内容説明

1951年、熊本県でダイナマイトが投げ込まれる殺人未遂事件が起こった。この時の被害者は翌年、山中で惨殺死体で発見。逮捕されたのはハンセン病患者であるとされたFさん(当時28歳)。被害者が、Fさんをハンセン病患者だと県に報告し、Fさんは療養所への入所を勧告されたことから、恨みによる殺人と疑われたのだ。無実を訴えながらも、療養所内の「特別法廷」という名の隔離法廷でFさんは死刑判決を受け、1962年に刑が執行された。Fさんは、公開の裁判を受ける権利も人間としての尊厳も否定され、葬り去られた。日本初となる死刑執行後の再審・無罪を求めて。

目次

第一章 死刑執行再審としての菊池事件―その現段階(再審事件としての菊池事件の特徴;死刑執行再審事件としての壁を克服するために;菊池事件再審請求の現段階と今後の展望)
第二章 事件の概要と再審請求(入江信さんから託されたもの;つくられた凶器;つくられた親族供述;特別法廷の違憲性と国民的再審請求の意義)
第三章 冤罪事件としての菊池事件―狭山事件との共通性(菊池事件と狭山事件;石川さんとFさん)
第四章 なぜ菊池事件が起こったか―無らい県運動のさなかに(戦後の熊本県における無らい県運動の特徴;Fさんへの収容勧告からダイナマイト事件の発生前まで;ダイナマイト事件への疑問;ダイナマイト事件公判におけるFさんと不当判決)
第五章 Fさんの「自白調書」を分析する(弁解録取書について;Fさんの供述調書)

著者等紹介

徳田靖之[トクダヤスユキ]
1944年生まれ。弁護士。菊池事件再審弁護団共同代表。「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟西日本弁護団共同代表。ハンセン病家族訴訟弁護団共同代表。薬害エイズ九州訴訟共同代表。ハンセン病市民学会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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