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内容説明
日本は「戦後」から「新しい戦前」に変わった!!ウクライナ戦争と安倍殺害事件を機に、「戦争のできる国」に突き進むマスメディアは真実を、冷徹に、思慮深く、市民に提供しているのか!?日本テレビ界の木鐸、沖縄発・在米の新進気鋭2人のジャーナリストの忖度・規制なしの対論。
目次
第1部 日米のメディアの現在と将来(安倍元首相殺害事件、岸田首相襲撃事件の意味するもの;2022年が「新しい戦前」の分岐点となった;日米のジャーナリズムとアメリカという国;沖縄から見えた日米のメディア状況;私が八重山毎日新聞に行き、琉球朝日放送に入ったわけ;日本のメディアの今と将来を考える;ジャーナリストとして生き、市民に返せることとは)
第2部 沖縄から見た日本と世界、そしてジャーナリズム(沖縄の現状にアメリカの学生は何を感じたのか;戦争に一番近い島々と全戦没者追悼式の違和感;前線基地化する南西諸島の実態と受け止め方;ダニエル・エルズバーグさんと西山太吉さん;G7広島サミットの意味すること;自治・分権の不在、そして自由の後退;変容するジャーナリズムは誰のためのものなのか;私たちがこの本で伝えたいこと)
著者等紹介
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
ジャーナリスト、テレビ報道記者。沖縄国際大学非常勤講師
大矢英代[オオヤハナヨ]
ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督、カリフォルニア州立大学フレズノ校アシスタント・プロフェッサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんすけ
18
半年ほど前に読み終えた。その時点では世界崩壊も必然と思っていたから、手の下しようもなく感じたものだった。 今でもその気持には変化はないが、著者の一人の大矢英代がこの四月から、東京新聞のコラムを担当することになり、もう一度読み返したくなった。 そのコラムではバイデン政権の反動右翼ぶりが強く指摘されている。 ウクライナもガサも背景の一つとしてこの政権の問題を強く指摘しなければならない。 だが日本のメディはでは、それは皆無と言って良い。 大矢英代は今は、カリフォルニア大学で教壇に立つ身である。2024/07/04