内容説明
核軍拡か不拡散か禁止か。激しく揺れる現場で判断を下してきた当事者への綿密な取材をもとに、核問題の第一人者が「岐路に立つ世界」を活写する。
目次
1章 腐食するNPT
2章 核の火薬庫
3章 日本とNPT
4章 アメリカとイラン
5章 日米核同盟
6章 検証・米朝交渉
7章 中国の核
8章 未知なるリスク
著者等紹介
太田昌克[オオタマサカツ]
早稲田大学政治経済学部卒、政策研究大学院大学で博士号。共同通信社に入社し、広島支局を皮切りに外信部、政治部、ワシントン特派員などを歴任。現在は同社編集委員・論説委員、早稲田大・長崎大客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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腐食するNPT:暗澹たる現状 核のタカ派 忘れ去れらたアジェンダ 核の火薬庫:限定核戦争 核開発戦争 威信かけ戦争回避 くすぶる火種 日本とNPT:不拡散の標的は日独 批准見返りに傘の約束 抑止力執着でジレンマ アメリカとイラン:イスラエルの影 美徳失う米外交 紀州攻撃を危惧 日米核同盟:抑止強化、後退する軍縮 核同盟化、背景に中国 検証・米朝交渉:タカ派頼みの日本外交 根強い体制転換論 戦略性欠如、決意空回り 進展阻む4つの要素 中国の核:崩れる均衡、変わる方程式 未知なるリスク:不信の連鎖、見えぬ解2021/07/22