内容説明
本書では、労災補償の問題が発生したとき、わが国では、民間労働者、地方公務員、国家公務員でどのような労災補償制度があるのか、その仕組み、補償内容、申請の仕方から給付まで、労働者や労働組合が知っておかなければならないことについての基礎知識をまとめた。
目次
第1章 労働災害・職業病に被災した場合の補償(社会復帰の促進、被災者・遺族の援護が労災保険の目的;災害補償の基本は労働基準法にある;労災補償制度の概要 ほか)
第2章 公務災害補償制度の解説(地方公務員の補償制度;非常勤職員の補償制度;国家公務員の補償制度)
第3章 労災認定の実務(解雇制限の意味;職場環境改善要求;精神的負担の補償 ほか)
資料
著者等紹介
廣田政司[ヒロタマサジ]
働くもののいのちと健康を守る東京センター理事。日航労組の労対部長、安全対策部長、副委員長、安全衛生委員として、安全衛生・労災職業病問題に取り組む。元全国労災職業病対策実行委員会事務局次長として行政との折衝に当たる。現在は相談員として、過労死、化学物質過敏症、腰痛、頚肩腕障害、労働者性、二重就業者問題など幅広い分野をカバー
中林正憲[ナカバヤシマサノリ]
(財)東京社会医学研究センター理事、働くもののいのちと健康を守る千葉県センター事務局長。前船橋市職員労働組合副委員長。船橋市の職員時代に公務災害の認定問題に直面し、公務災害補償制度の基本を学び、安全衛生活動を推進
大角繁夫[オオスミシゲオ]
働くもののいのちと健康を守る東京センター理事として労災被災者の救済活動に活躍。日本航空時代、頚肩腕障害を発症し、労災認定問題に取り組む。大田患者会の会長として、労災認定、職場復帰問題を担っている。また一斉労災打ち切り問題が起こった問題では、全国労災打ち切り連絡会で活動し、多くの労災打ち切り反対裁判を勝利させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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