医療とケアの現象学―当事者の経験に迫る質的研究アプローチ

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医療とケアの現象学―当事者の経験に迫る質的研究アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779517464
  • NDC分類 498
  • Cコード C1010

出版社内容情報

医療やケアの実践の現場では何が起こっているのか?

医療実践に関わる医師や看護師や対人援助職,さらに医療を受ける患者や家族にとって,医療やケアに関わる実践はどのように経験されているのか。
現象学を用いた質的研究アプローチを通して、それぞれの当事者の視点から克明に描き出す。


看護を中心に現在行われている現象学的な質的研究では,「事象そのものへ+事象そのもののほうから」というこの〔現象学の〕精神が生かされている。すなわち,医療者が専門職となるために身につけ,専門職としての活動のなかで習慣化している自然科学的ないし医学的なものの見方を一つひとつ棚上げし――あるいは何らかの出来事をきっかけにそうした自身の先入見に気づかされ――,そのことによってみえてくる当事者の経験の時間的・構造的な成り立ちをできる限りありのままに記述していこうとする。そうしたなかで,その事象の記述にふさわしい方法や手続きも,事象そのものに即して選び取られていくのである。(「序章」より)

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執筆者紹介(執筆順,*は編者)


榊原哲也*(さかきばら てつや)
東京女子大学 現代教養学部 教授・東京大学 名誉教授
担当:序章,第1章,おわりに

西村ユミ*(にしむら ゆみ)
東京都立大学 健康福祉学部・大学院人間健康科学研究科 教授
担当:序章,第2章,おわりに

孫 大輔(そん だいすけ)
鳥取大学 医学部地域医療学講座 講師
担当:第3章

野間俊一(のま しゅんいち)
のまこころクリニック 院長
担当:第4章

小林道太郎(こばやし みちたろう)
大阪医科薬科大学 看護学部 教授
担当:第5章,第6章

西村高宏(にしむら たかひろ)
福井大学 医学系部門 准教授
担当:第7章

山本則子(やまもと のりこ)
東京大学大学院 医学系研究科 教授
担当:第8章

福田俊子(ふくだ としこ)
聖隷クリストファー大学 社会福祉学部 教授
担当:第9章

近田真美子(こんだ まみこ)
福井医療大学 保健医療学部 看護学科 教授
担当:第10章

守田美奈子(もりた みなこ)
日本赤十字看護大学 基礎看護学 がん看護学 教授
担当:第11章

和田 渡(わだ わたる)
阪南大学 経済学部名誉教授
担当:第12章

村上靖彦(むらかみ やすひこ)
大阪大学 人間科学研究科 人間科学専攻 教授
担当:第13章

内容説明

医師、看護師、看護研究者、対人援助職、そして患者や家族の視点から。医療にかかわる多様な当事者がどのような経験や実践をしているのかを「現象学」によって描き出す。

目次

序章 医療はどのように経験されているのか―医療とケアの現象学の構築を目指して
第1部 医師の視点から(疾患と病いの現象学―ある医師の語りから;診療所で働く家庭医となる―みんなと一緒に、時間を重ね、地域のなかの一人になる ほか)
第2部 看護師の視点から(「伝える」ということ―病棟看護師の語りから(1)
「思い」を大切にする―病棟看護師の語りから(2) ほか)
第3部 対人援助職の視点から(ソーシャルワーカーの「忘れられない臨床体験」―「巻き込まれ続けること」によって生成される専門職者としての基軸;「心配だから会いたい」―重度の精神障がい者への多職種アウトリーチ支援における現象学的研究 ほか)
第4部 患者や家族の視点から(透析療法導入2年以内の患者の妻の経験―病いは夫婦でどのように分かち持たれるのか;老いることと医療―現象学的老人存在論の一面 ほか)

著者等紹介

榊原哲也[サカキバラテツヤ]
東京女子大学現代教養学部教授・東京大学名誉教授

西村ユミ[ニシムラユミ]
東京都立大学健康福祉学部・大学院人間健康科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。