内容説明
政治哲学という「踏み絵」が哲学者たちの運命を分けた。政治哲学を遠ざけた西田、その実践にまで踏み込んだ田邊。対照的な選択へと至る両者の哲学とその呼応を探究。
目次
第1部 「愈つまらぬ様なり」―西田幾多郎の哲学の生成(田邊政治哲学の影;中島力造のトーマス・ヒル・グリーン;西田幾多郎のトーマス・ヒル・グリーン―西田幾多郎「グリーン氏倫理哲學の大意」から ほか)
第2部 西田幾多郎『善の研究』と政治哲学(河合栄治郎から見た西田の哲学;西田幾多郎『善の研究』における「実践」について;ヘーゲルのソクラテス―ヘーゲル『哲学史講義』から ほか)
第3部 西田幾多郎から田邊元へ(田邊元「西田先生の教を仰ぐ」とその周辺;「ヘーゲル哲学と絶対弁証法」―田邊政治哲学の基底)
著者等紹介
山内廣隆[ヤマウチヒロタカ]
1949年鹿児島市に生まれる。現在、安田女子大学教授。広島大学名誉教授。博士(文学)。専攻/西洋近世哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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