内容説明
「倫理学とは何か」という問いを主軸として、その延長線上で「倫理とは何か」についても明らかにする。倫理学の実践論的転回。初学者にも専門家にも読んでもらえる「入門書」でもあり、「研究書」でもあり、かつ「倫理学とは何か」を探究した“エッセイ”。
目次
第1章 誰が何のために倫理学をするのか(倫理学をするのはどんな人か;実践としての倫理と学問としての倫理学;実践としての倫理と学問として倫理学をすること)
第2章 何についてどうやって倫理学をするのか(現代社会における倫理問題群;三大倫理学理論;倫理学の三つの方法論(1)原則主義論争
倫理学の方法論(2)決議論と行為者中心主義)
第3章 倫理学の境界はどこにあるのか(義憤と心意気で倫理を語れるか;大衆はブタか;常識と直感は当てになるか;結局、倫理学の対象である倫理とはどんなものなのか)
第4章 誰のために倫理学をするのか(倫理学者は誰に向かって語るのか;事柄の政治性とどう向き合うか;方法としてのエッセイは可能か)
第5章 あなたが倫理学をつくる(思慮ある傍観者になる;異なる層の間を何度も往復する;応用倫理学を再起動させる)
著者等紹介
奥田太郎[オクダタロウ]
1973年東京都に生まれる。その後、奈良県で育つ。2002年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、南山大学社会倫理研究所准教授。(専攻/倫理学・応用倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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