内容説明
古筆・貴族の移動・仏教的世界観・日本画・友禅染・映画館・小型映画―膨大な史料や文化資源との対話を重ねながら行われた豊穣な文化への考察。デジタル・アーカイブ活動から生まれた京都文化論。
目次
古筆と極め―その歴史的意義
中世平安京の都市構造―GISを用いた貴族の移動経路分析
仏教的世界観における都と天皇―中世日本の世界認識
19世紀英国における円山四条派理解について―英国人蒐集家が京都の画師に寄せた思い
「韓国併合」を祝賀した友禅染
立命館大学アート・リサーチセンター所蔵友禅図案資料群の整理作業
俄興行がもたらした映画受容の場への影響―京都新京極の事例
戦間期日本における小型映画文化の様相―映画都市京都のもう一つの顔
Kohitsu and Kiwame‐Their Historical Meanings
Urban Construction in Medieval Heian‐Kyo:Analysis of Nobility Transit Routes Using GIS〔ほか〕
著者等紹介
冨田美香[トミタミカ]
立命館大学映像学部准教授。1966年兵庫県生まれ。専門は映画史
木立雅朗[キダチマサアキ]
立命館大学文学部教授。1960年石川県生まれ。専門は日本考古学、地域史
松本郁代[マツモトイクヨ]
横浜市立大学学術院准教授、立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘准教授。1974年静岡県生まれ。専門は日本宗教文化史
杉橋隆夫[スギハシタカオ]
立命館大学文学部教授。1946年静岡県生まれ。専門は日本中世史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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