出版社内容情報
スペインの十倍近い話者のいる南北アメリカのスペイン語の解説書。
前半の総説編では『概説 アメリカ・スペイン語』を要約・改定し、後編の地域別編では12カ国を選び、その国の歴史や事情等を説明、教養口語の実例を用意した。
教養口語のCD付き。
目次
世界のスペイン語
第1部 総説編(南北アメリカ・スペイン語の略史;南北アメリカで接触した言語;南北アメリカ・スペイン語の発音;S音法;Y音化現象など ほか)
第2部 地域別編(メキシコ;中米とコスタリカ;カリブ海域とキューバ;コロンビア;ベネズエラ ほか)
著者等紹介
三好準之助[ミヨシジュンノスケ]
京都産業大学教授(スペイン語学)。博士(応用言語学、アルカラ大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サアベドラ
21
中南米およびカリブ海地域で話されているスペイン語の特徴と、ヨーロッパのスペイン語との違いを概観した本。2010年刊。前半で全般的な特徴を発音と文法に分けて説明し、後半ではメキシコやアルゼンチンなど各地域における状況を略述している。有名なvoseo(2人称単数の親称としてtúに加えてvosが使われる)やseseo(/θ/が/s/と発音される)だけでない、それぞれの地域の微妙な違いをざっくりとだが知ることができる。難点は全体的に説明がわかりにくいことと、付属のCDが音質が悪すぎてあまり役に立たないところ。2019/12/09
nekokei
0
ざっと読んだ。各国別に背景や解説。2011/04/10