目次
キャリアの心理学に不可欠の基本
ドナルド・スーパー:自己概念を中心としたキャリア発達
ジョン・ホランド:環境との相互作用によるキャリア行動の発達
ジョン・クルンボルツ:学習理論からのアプローチ
ハリィ・ジェラット:キャリア発達における意思決定
エドガー・シャイン:組織内キャリア発達
ナンシィ・シュロスバーグ:人生上の転機(トランジション)とその対処
ダグラス・ホール:関係性アプローチ
サニィ・ハンセン:統合的キャリア発達
マーク・サビカス:キャリア構築理論
新しい潮流:カオス理論の応用
結び:外国で育った理論の理解の困難さを再認識
著者等紹介
渡辺三枝子[ワタナベミエコ]
筑波大学特任教授、キャリア支援室長。筑波大学大学院教授を2006年に定年退職。ペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了、Ph.D.取得(カウンセリング心理学・カウンセラー教育専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kayak-gohan
26
キャリアの心理学的研究について、代表的な9人の学者の理論とカオス理論について考察した学術書。わずか227ページしかないが、執筆陣の考究が深く一回読んだだけでは理解できない。そのため、繰り返し読んで「自習ノート」を作ることにした。作業は途上だが、考えのまとまったところから逐次、コメント欄で追加していくることにする。2016/11/21
Takashi Takeuchi
5
教科書として2018/08/22
たかこ
4
キャリアコンサルト試験のために読んでみた。幅広く解説されていて良本だと思う。2018/12/07
らっそ
4
スクーリング修了。人名と考え方が混同。ダグラス・ホールのプロティアン・キャリアと伝統的キャリアの対比で自分の現状を認識できた2014/02/10
ランラン
3
キャリア支援を学ぶにあたって手にした書でした。理解しにくい理論でもできるだけ平易に説明され理解しやすかった。そもそもキャリア、キャリア発達、キャリア開発って何?という疑問を解くところから始めました。キャリアはそもそも外来語で名詞では前進、軌跡、工程となり、動詞では進行、回帰、退行など様々な意味に解釈できるとのこと。これらを理解しながらカンセラー実践を学んでいく思いは強くなりました。2016/09/01