ジャーナリズムなき国の、ジャーナリズム論

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779126253
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本の「マスコミ」に権力の監視など期待できるのか?

この国の特異な報道のありようを分析し、

その根底にある制度的・構造的な矛盾を浮き彫りにする。



日本では「取材の自由」は法的に保障されていない。

したがってこの国おける「取材」は

権力側からの便宜供与に立脚してのみ可能となり、

必然的にマスコミは権力の統治機構の一アクターになり果てる。

それでも、この国に「ジャーナリズム」を見出すこと、

未来に向かってそれを構築することは可能なのか?

これまでのメディア論には存在しなかった新しい視座を提示。

内容説明

日本の「マスコミ」に、権力の監視など期待できるのか?この国の特異な報道のありようを分析し、その根底にある制度的・構造的な矛盾を浮き彫りにする。日本では「取材の自由」は法的に保障されていない。したがってこの国における「取材」は権力側からの便宜供与に立脚してのみ可能となり、必然的にマスコミは権力の統治機構の一アクターになり果てる。それでも、この国に「ジャーナリズム」を見出すこと、未来に向かってそれを構築することは可能なのか?これまでのメディア論には存在しなかった新しい視座を提示。

目次

問題提起 「取材の自由」のない国で、いま起きていること
第1部 ジャーナリズム研究という不幸―ないものを、あるかのごとく(イデオロギーとしての取材報道の自由―問題提起をうけて;フェイクの時代に「取材の自由」を論ずる虚無と絶望;「ジャーナリストの自由」の不在が意味するもの;「ジャーナリズム」という日本語のトリセツ―「マスコミ」の消滅はジャーナリズムの消滅を意味しない;日本「マスコミ」はジャーナリズムではない―その虚構と擬制の構造)
第2部 ジャーナリストという不幸―非在の職業を生きる悲惨と栄光(記者が総社畜化した時代;人材マネジメントの改革なくして未来はない;「男磨き」の「マスコミ」を離脱、ワセダクロニクルの創刊へ;竜宮城からの脱出)

著者等紹介

大石泰彦[オオイシヤスヒコ]
青山学院大学法学部教授。1961年生まれ。関西大学助教授、東洋大学教授などを経て現職。専門分野はメディア倫理・メディア法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

20
大石泰彦・青学教授2020年発行編著。ワセダクロニクルの渡辺周、佐藤光展、辻和洋、及び木村英昭、西土彰一郎成城大教授、立山紘毅山口大教授、花田達郎東大名誉教授が執筆。大石教授は日本のマスメディアは、統治機構の一部であり、欧米のようなジャーナリズムはそもそも過去から現在まで一才存在しないと考えると実態に良く合致すると説く。他の執筆者もほぼ同意する様なかたちの現状認識。そして以前より一層、記者クラブでの呉越同舟が進行中であると。日本のメディアのレベルが低いと腹が立っていたが、そもそもの立脚点が違っていたのか。2025/01/22

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