出版社内容情報
外国語学部で学ぶべきことは、
言語について、言語が紡ぎ出す世界について、
分析し、考察する能力を培うことである。
外国語を操るスキルが偏重される昨今の風潮に、
文系の学問の存在意義を主張する
「外国語学部」からのメッセージ。
ドイツ、アメリカ、中国文学から、
言語学、日本語教育、英語指導まで、
7本の論文を収載。
執筆者から読者に向けたエッセイ付。
『異文化のクロスロード』
『ポスト/コロニアルの諸相』
『ことばのプリズム』に続く、
岐阜聖徳学園大学外国語学部論集、第4弾!
内容説明
文系の学問の存在意義は何か―「外国語学部」で学ぶべきことは、言語について、言語が紡ぎ出す世界について、分析し、考察する能力を培うこと。ドイツ、アメリカ、中国文学から、言語学、日本語教育、英語指導まで、「外国語学部」からのメッセージ。
目次
トーマス・ベルンハルトの自伝について―自伝における「事実」の問題性
「慰安婦」問題とアジア系アメリカ文学―環太平洋から見る戦争記憶の表象
二つの抗戦―呉人・銭穆と越人・平泉澄と
現代英語に見るジョン・ロックの影響―アングロ文化のルーツを追って
アメリカ英語における色彩語について―コーパス言語学の試み
日本人に対する日本語教育の意義―「やさしい日本語」の観点から
読解発問による日本人学習者の英語リーディング指導―「評価発問」に焦点をあてて