やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)

個数:

やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6変判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784909242068
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

内容説明

世界各国の作家や詩人たちがアメリカ・アイオワ大学に集まり行われる約10週間の滞在型プログラム「インターナショナル・ライティング・プログラム(IWP)」。お互いをほとんど知らずに出会い、慣れない言語や文化の違いに戸惑いながらも少しずつ変化していく書き手たちの関係性の機微を、小説家・滝口悠生が日記として綴る。

目次

1 2018年8月19日~8月27日
2 2018年8月28日~9月19日
チャンドラモハン
3 2018年9月20日~10月5日
アイオワの古本屋
4 2018年10月6日~10月31日

著者等紹介

滝口悠生[タキグチユウショウ]
1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞。2016年『死んでいない者』で芥川賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきらぱ

35
淡々としているようで熱く広がってゆくように書かれる文章がたまらなく良かった! 「やがて忘れる過程の途中」という一見冷めたようなタイトルは「容易に忘れる事など出来ない日々」にあえてつけられたものなのかも。大人になって誰かの夫でも妻でも親でもなく文学という共通のものだけで集って友達になってゆく日々がとても貴重。ところどころで涙が出た。2022/01/18

ケイティ

24
世界各国から招集された作家たちと、アイオワで滞在型プログラムを過ごした日記。淡々と、しかし丁寧に柔らかく毎日の出来事や心情、気づきを綴る文章から、滝口さんの人柄が伝わってくるよう。言葉が通じきらない状況ならではのコミュニケーションは、相手への想像力を駆使して、簡単に反応しないことで自分の中で醸成されていく深みがある。そして、真摯に伝える思いは通じる。そんなささやかな営みに、自分の留学時代も懐かしく思い出した。タイトルが最高に素晴らしい。2024/04/09

Matoka

15
《メモ》『異なる言語にするというのは、意味を同じくするのではなく言語における意志のかたちを探すということなのかも、だから翻訳が可能なんだな』 『読んだりしたものをきれいに説明したり言語化したりできないから「あまり読んでいない」という。』 とても面白かった。細かく日記形式で書かれているので自分もその場にいて同じ体験をしたかのような感覚にもなった。2021/04/29

kuukazoo

9
アイオワ大学のInternational Writing Programという滞在プログラムに参加した2018年8月19日~10月31日の日記。27か国28人の作家が生活を共にしワークショップや朗読会をし旅行にも行く。皆キャラが濃くよく喋り歌い踊る。そんな中で滝口さんは英語があまり得意でないが、ぼーっとしつつも皆と親睦を深めていく。母国語の翻訳がないため英訳で読むしかなく否応なく英語を身につけねばならない他の参加者には色々複雑に思うことがあったかも。忘れる過程の途中で日記に書かれたこと書かれなかったこと。2021/05/17

8
滝口さんが文章を書く理由や、目指す方向(がないということ)が書いてあり、穏やかな気持ちで読了。日記だけど、滝口さんの小説と変わらない温度感であるところも安心する。リスを観察しているところなんて特にそう。今、日常から離れたところで規則的な生活を送っている(入院している)のだけれど、このタイミングに読めたのがかなり合っていたように思う。2023/06/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14988906
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。