出版社内容情報
言葉でなく身体で伝承してきた世界を次世代に伝える。本書は、アジア演劇の原風景として、「空間」「身体」「形象」を選び、アジアと日本に通底する深い「精神性」を探る。
内容説明
舞踊は言葉では表現できないものを身体で表現する。「神話」「身体」「形象」のなかに通底する深い「精神性」を探るためインドネシア、マレーシア、タイ、カンボジア、ミャンマー、インド、ネパール、中国、台湾、韓国そして日本を踏査―伝承された世界を次世代に。
目次
1 比較芸能学の観点(神話世界の再現―円還するリズム;童姿遊風―天空の夢想;身体を読む―Reading on Body)
2 形象と境界(憑依する人形―形象と境界;無心の器―仮面;インド古代演劇の劇場論)
3 舞踊の人類学(ラーマーヤナ劇の身体伝承;舞踊学の研究方法論)
著者等紹介
宮尾慈良[ミヤオジリョウ]
1948年東京生まれ。1976年早稲田大学大学院修士課程修了。1981年ハワイ東西文化センター奨学制度でハワイ大学大学院博士課程に留学。East West Centre研究員、東京女学館短期大学助教授を経て、早稲田大学、慶應義塾大学、実践女子大学、日本大学大学院講師。専攻は比較芸能、アジア演劇。博士(芸術学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。