内容説明
昭和20年8月12日北朝鮮の羅津―。家族とはぐれ、自分たちだけで日本まで引き揚げなければならなくなった若き姉妹二人は、どのように生きたのか。雑草だけの食事、収容所のたらい回し、獣になったソ連兵、決死の38度線突破…。想像を絶する1年と1ヶ月のドキュメント。
目次
1部 一年一ヶ月(終焉の羅津;兵装の兄;苦難の幕開け;北朝鮮流浪 ほか)
2部 家族と恩戚の人々(母と妹;父の部下達;石井豊校長先生と私;彼は何処に ほか)
著者等紹介
得能喜美子[トクノウキミコ]
1930年東京都葛飾区金町に生まれる。1956年得能雄治と結婚。1967年千葉地方裁判所松戸支部事務官を退職、以後専業主婦として今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。