小学館文庫<br> 始祖鳥記

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小学館文庫
始祖鳥記

  • 飯嶋 和一【著】
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  • 小学館(2002/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094033113
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。発表当時、朝日・読売・毎日・共同通信・週刊文春など、マスコミの大絶賛を浴びた傑作中の傑作、待望の文庫化!

空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。その“鳥人”幸吉の生きざまに人々は奮い立ち、腐りきった公儀の悪政に敢然と立ち向かった??。構想十三年、執筆二年。伝説の著者が心血を注いで書き上げ、発表当時には、朝日・読売・毎日・共同通信・週刊文春ほか、40にも上る媒体で大絶賛された傑作中の傑作が、遂に文庫版で登場します。乞うご期待です!「本書の素晴らしさには感服しました。このような本に出会えて幸せです。」直木賞作家・山本一力

内容説明

空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の江戸天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。その“鳥人”幸吉の生きざまに人々は奮い立ち、腐りきった公儀の悪政に敢然と立ち向かった―。ただ自らを貫くために空を飛び、飛ぶために生きた稀代の天才の一生を、綿密な考証をもとに鮮烈に描いた、これまた稀代の歴史巨編である。数多くの新聞・雑誌で紹介され、最大級の評価と賛辞を集めた傑作中の傑作の文庫化。

著者等紹介

飯嶋和一[イイジマカズイチ]
1952年、山形県生まれ。1983年、『プロミスト・ランド』で小説現代新人賞受賞。88年、『汝ふたたび故郷へ帰れず』で文芸賞受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

360
日本で初めて空を飛んだとされる備前屋幸吉の一代記。表紙はグライダー様のもので滑空する幸吉を描いているが、実際は大凧。小説は、凧で空を舞うことに憑かれた幸吉を軸に展開するが、その背景に圧政と飢饉に苦しむ庶民群像をも描き出してゆく。これは武士による江戸時代(厳密には天明期)ではなく、その時代を生きた商人たちの魂の記録なのである。そして、その時代にありながら、時代を超えて飛翔する幸吉に託された思いの軌跡である。彼の没年は不詳だが、間もなく江戸幕府そのものも崩壊に向かっていく19世紀も半ばに近い頃であったようだ。2017/02/24

三代目 びあだいまおう

322
感動!凄い小説だ!今より約200年前の岡山に自作の翼で空飛ぶ男がいた!圧政に苦しみ、飢饉で餓死者が何万人出ても、死ぬのは民百姓ばかり。利権に塗れた糞侍どもには1人の餓死者さえいない。そんな時、深更に空飛ぶ鵺の目撃情報が相次ぐ。腐敗した藩政を嘲笑うかの如き鳴き声で。男は捕縛され刑に服す。やがてその男の存在は権力に抗う者たちの象徴となる。3部構成で主人公や物語が見事絶妙に積み重なり、人間の心の奥底に潜む怒りと抗いが全編を漂う。空と海とに魅せられ偉大な事成す者たちの生き様を称える、まぎれもなき圧巻の傑作‼️🙇2020/07/03

chiru

130
江戸時代天明は空前の暗黒期。大飢饉,噴火,疫病,凶作…しかし災厄に射す一筋の光あり…✨ 日本で初めてハングライダーに似た乗り物で空を飛び『鳥人』といわれた幸吉の生涯を描いた伝記小説。狂人と紙一重の天才の夢。幸吉の人並み外れた先見性と野心に惚れ込む、男気あふれる『共犯者』たち。彼らの強い絆は波紋となり、悪政に立ち向かう勇気に姿を変えていく。むかしむかし…ではじまるような淡々とした文章が、大凧に乗って飛ぶラストに向かってあり得ない感動を呼ぶ。身体を貫くように芯から熱くなった傑作。★4.52020/07/25

KAZOO

91
久しぶりに飯嶋さんの本を手に取りました。いくつか読んだことがあるのですが少しまとめて小学館文庫を最初から読んでいこうかと思いました。これは江戸時代に初めて日本人として空を飛んだ男の物語です。この飛びたいという気持ちがいかに強うものかを教えてくれます。それとその時代のことや主人公の生きた環境などを事細かく書かれています。最近読んだキム・ニューマンの本を思い起こしました。2022/06/19

はたっぴ

88
“外れなし”と言われる飯嶋作品を初めて手に取った。鳥のように空を舞うことを夢見る主人公の幸吉。巨大な凧を背負った怪鳥のような幸吉の姿は、江戸時代、飢饉に喘ぐ庶民に、世直しを願う民の化身として崇められる。怪鳥騒ぎは諸国で噂になり「世の中を変えたい」と熱い志を持つ男たちの心にも火をつけるのだ。幸吉の影響を受けたのは、塩問屋の伊兵衛、廻船主・源太郎、楫取の杢平。話が進むにつれ、まるで主人公が入れ替わるかのように、それぞれの人物に厚みが加わり、濃厚な味わいを見せていく。勇気凛々たる男たちの物語だった。2016/03/25

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