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内容説明
発達障害は本人も周囲も気付きにくい「病い」です。特に成人の場合、未診断のまま思春期、社会生活を過ごしたため、深刻な状態に至ってしまったケースが後を絶ちません。「会社での人間関係がうまくいかない」などの悩みを抱えているにもかかわらず、見過ごされてきたのです。社会の在り方や教育、いじめ、差別をどうすべきか。1000人以上の支援に携わった著者だから書けた新提言!
目次
第1章 発達障害は改善できる
第2章 追い詰められる母親たちと
第3章 大人が直面するいじめと差別
第4章 愛着障害か、発達障害か
第5章 発達障害における恋愛の重要性
第6章 誰もが未来をつかめる社会へ
著者等紹介
竹内吉和[タケウチヨシカズ]
昭和34年広島県出身。広島大学総合科学部、法学部卒業。広島修道大学法学研究科修了。広島市立大学国際学研究科博士後期課程満期退学。特別支援教育士スーパーバイザー。特別支援教育専門家チーム委員。教育委員会主任指導主事、特別支援学校勤務を経て竹内発達支援コーポレーション設立、同社代表を務める。講演、相談、就労支援、学校・施設・企業へのコンサルテーションを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
32
発達障害は障害というよりも「病い」であると著者は書いている。発達障害を持つ人がこれからどう未来を開いていくか、周囲がどう理解し、援助するかの重要性を知る。2014/06/11
でんか
8
発達障害を早期発見して、支援・介入していく必要を説いた本。病院だけでは治りませんよ、と言ってくれる。実際の例をだして話を進めてあるので、読みやすい印象。一般の方向けというよりは、学校の先生向けの内容だと思います。2017/11/09
三上 直樹
3
この分野の3冊目ですが、一番納得と共感ができる内容で、おすすめです。聴覚的短期記憶の弱さが障がいを生む、アメとムシで接する、発達障害と愛着障害の違い、初恋の持つ意味の大事さ、などなど関心を持った方はぜひ手にとってほしいです。2015/11/21
さとちゃん
3
ユニバーサルデザインや障害者のための合理的配慮をすることは、なにも障害者のためだけになるというものではない、というのは私も感じていましたが、実際に実践するとクラス平均点があがった、という事例紹介がありました。このことを通常学級を運営する方々に、知ってもらいたいと思います。2014/08/10
エネ
2
ADHDについて、障害をもっている子どもとの距離感について詳しくかかれていると思いました。また、診断を受ける検査についても詳しく、福祉について学び始めている人には、とても良い内容だと思います。2018/05/16