内容説明
春秋時代、斉国王に仕えてきた陳一族の五代目、陳無宇は「目立たず、謙虚に生きよ」という家訓を守りながら職務を執り行っていた。だが、図らずも高無咎、鮑牽らの派閥抗争、後継ぎを巡るお家騒動に巻き込まれていく。一族や友を守るために否応なく参加する無宇だったが、ある時、死後も歴史を見守り続ける人々が暮らす「異界」の存在を知る。
著者等紹介
佐藤勇一[サトウユウイチ]
1930年新潟県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都教員として高等学校校長職、東京都教育庁人事部管理主事などを務める。東大文学界所属。同人雑誌「南風」「芸文」に寄稿し、68年「夏のヴァカンス」を芸文同人会より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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